我が家の床を除染してみました

福島第一原子力発電所事故以来、このブログや弊社HPなどで放射能から家族を守るための対策を書いてきました。

個人の設計事務所がそれほど大掛かりな事は出来ませんが、せめて家に居るときぐらいは家族の安全を建築的手法で守ってやりたいと思っています。

半減期が30年の放射性セシウムは依然として福島第一から出続けて居ますので、現状で増えることはあっても減ることは考えられません。
放出された放射能の総量は増え続け、それを今度は「絆」という言葉で国内に拡散しているのが今の日本です。

どうやら国や地方自治体は私たちのことを守ってくれませんから、自己防衛するしかありません。
それを住宅レベルで考えると、家の中に放射能を持ち込まないに尽きます。

このブログで今まで紹介してきたのは、換気孔フィルター網戸浄水器の3点 ですが、それでもなかなか家の中の線量は減りません。

住宅は完全なクリーンルームではありませんから、人間が外から幾らでも放射能の塵を持ち込むんですね。

あとは頑張って帰宅後はシャワー、着ている服は洗濯、そして掃除です。

もう日本に住む以上は放射能から逃れることは出来ません。
これが日常である限り、なるべくストレスの無い除染を考えた方が良い。

余りに思いつめていると、それこそ精神が疲れてしまいます。

さて、去年からいろいろとご提案いただいている放射能除去シートのメーカー「くればぁ」さんが新しい商品を開発したということで試作品を送ってくれました。

梅雨前にやっておきたい家のメンテナンスがあったので、なかなか試すことが出来なかったのですが、幸い(?)なことに雨で時間が出来たので家の外ではなく、中を構うことにしました。

やったのは単なるお掃除ですが、最後の締めに除染をしちゃいます。
この新商品のシートをクイックルワイパーに装着し、少し湿らせて床を拭くだけですから、お手軽な作業ですが結果はこの通り。

これが通常の掃除をした後の床の線量。
相変わらず高値安定です。

こちらが除染後の数値。
線量計の数値は常に変動しているので、まぁ下がったかなというぐらい。

ところが除染をした後のシートを測ってびっくり。

これは明らかに高いよねぇ。
しかもコンスタントにこれくらいの数値を出し続けている。

確かにセシウムを吸着していると思います。

まもなく妻が出産となりますが、床に一番近いのが乳幼児です。
このシートは是非商品化して欲しい。
出来たら日常使いできる価格帯で。

お掃除の締めにクイックルワイパーで除染。
なんだかこれからの日常生活のスタンダードになりそうな予感がします。

詳しくは弊社HPにて報告しています。

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