何に工夫したのか

今年も10月に入り、いよいよ一級建築士設計製図試験も目前となってきました。
私が主宰する建築士フォーラムですが、受講生の皆さんの仕上がりは順調です。
先日も某受験学校の模擬試験を受けていただきましたが、設計製図に関しては概ねA評価。エスキス時間も1時間程度で仕上げているようです。
ところが記述であまり良い点数を頂いていない。
チェックリストを見せてもらうとずいぶん厳しいなという感じもあるのですが、全般的に建築計画について工夫した点を述べよというのが弱いですね。
構造についても、設備についてもテキスト丸暗記で図面との整合性が合えば大丈夫ですが、建築計画、いわゆるレイアウトに関しては各自違ってきますので注意が必要です。
受講生に共通していえるのが、ただ漠然と工夫した点を述べていること。
まぁテキストそのままって感じです。
それではピントがずれた回答になってしまいます。
まず必要なのは問題提起です。
アプローチについて工夫した点を述べよと言われれば、まずアプローチの何が問題で、どう工夫したのかを書くのが国語です。
単に利用者と管理者の動線が交わらないように明確に分けた程度では点なんかもらえるわけがありませんよね。
ちゃんとポイントを定めることが出来れば文字を埋められないなんてこともないでしょう。
さぁラストスパート。
受講生の皆さんはエスキスは完璧ですから、記述で点をもらえるように最後の仕上げをしていきましょうね。

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減アンペアとガスコンロの復活

東北電力でも9月から電気料金の大幅な値上げが実施されました。
これにより50A契約の平均的な家庭の電気料金は8%程度の値上げとなります。
月額で8%となると1年(12ヶ月)では96%、つまりほぼ一か月分の値上げという事です。
これに消費税が掛かってくるわけですから、もう1カ月はタダ働きみたいなもの。
これは家計への負担が大きい。

原発事故以来露呈した電気行政には憤りを感じてきました。
その尻拭いを利用者に負担させるというのにはさすがに付いていけません。
そこで良い機会なので買電という事について、設計事務所として考察することにします。

電気料金というのは非常に変わった料金体系を持っております。
一般的にはたくさん使うお客には値段を下げてくれるものですが、電気は逆でたくさん使うほど料金が上がっていきます。
しかし、その特殊性は一般消費者にだけ適応していて、企業のような大口に対しては便宜を図っているといういやらしさ。
取れるところからはしっかりとってやろうという姿勢はまさに政府の税制と一緒で、いかに天下りの受け入れ先になっているのかが判りますね。

東北電力の9月に行われた大幅値上げですが、基本料金は変更せず、電気量料金だけをいじっています。
一般的な従量電灯B契約ですが、

最初の120kWhまでは1kWh16円95銭が17円73銭と約1円の値上げ
120kWhをこえ300kWhまでは22円70銭が24円18銭と1.5円の値上げ
300kWhをこえると24円31銭が27円95銭と3.6円の値上げとなっています。

つまり300kWh以上を買電しないことが重要という事になりそうです。
月300kWhというと1日10kWh、1時間当たり400Whの消費量となります。
40Wの電球を10個付けたらお終いですね。
これはかなりハードルが高い。
パソコン立ち上げれば100Wくらい行っちゃうし、冷蔵庫なんかもありますしね、今更電子レンジを使わない生活も考えられない。
時間あたりの平均を400Whに抑えるためにはいかに待機電力を落とし、大きな電力を消費しないかに掛かってきます。

そこで家の電気器具のリストラを行うことにしました。
照明器具のLED化。
水害の際に導入したIHヒーターですが、これをガスコンロに変更。
エアコン、冷蔵庫の買い替えなどなど。

今回は照明器具とガスコンロ、それに伴う減アンペアを実施して1カ月経過しましたのでその報告をしたいと思います。

IH

まだ全然もとが取れていないIH、交換するためには下のオーブンも一緒に交換しないといけない。
gas

で、今回導入したのはハーマンの+doという硬派なコンロです。
最近流行のガラストップはどうも心が惹かれない。
ガラストップから突き出た五徳はどうしても邪魔です。
IHのように完全フラットなら鍋の取り回しも楽ですが、ガスのガラストップはそれも出来ない。
いっそ全面五徳のほうが良いだろうと探してみるとリンナイのドロップインコンロとハーマンのこれしかありませんでした。
個人的にはリンナイでしたが、オーブンを取り付けられないという事でまったく選択する状況ではありませんでした。

久しぶりにガス...良いですね。
料理がイベントになる感じ。
以前はガスコンロを使っていても電気炊飯器でしたが、今回は専用の炊飯釜を使ってガスで炊きます。タイマーこそありませんが、全自動で炊き上げてくれてすこぶる美味しい。
超高い電気炊飯器も美味しいのでしょうが、電気って所詮、火を模倣しているだけだなぁと感じてしまうほど炎で炊いたご飯は美味しいですね。

嬉しくて1カ月使いまくり、前年同月のガス使用量と比べて12㎥増えました。
我が家は家庭用コージェネ契約なので88.66円/㎥と単価が安く、ガス代超過分は1,000円。
それに対して電気料金ですが、前年同月比34kWh減って、950円削減、それに契約アンペアを50Aから30Aにして基本料金が600円ほど下がっていますので、1,550円コストダウンを果たしました。

差額は550円マイナスで、これはちょうど今回の値上げ分と同じくらいの金額になりますから、まずは目標達成という事になるのかな?
もちろんイニシャルコストを考えたら全然駄目ですけどね。

そこは電力会社の尻拭いなどしないという心の満足だけなので、わざわざ取り替えはお勧めしません。
しかし、新築やリフォームをちょうどお考えのようなら一考する価値はあるのではないでしょうか?

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Kindle PaperWhite はどこまで使える?

昨年の暮れに日本でも発売になったKindle Paperwhite
ですが、遅ればせながら買ってみました。
DSCF4374Kindleアプリはスマホにもタブレットにも入っていますから、何を今更って感じなのですが、注目したのはe-inkです。
液晶画面は屋外では反射して見れたものではありません。あくまでも屋内専用。
ところがe-inkだと御覧のように直射日光が当たっているところでも、まるで普通に見えてしまいます。
紙のページを見るように普通に見れてしまうのが感動的。
そして暗がりでも液晶のバックライトと違いKindleのライトはe-inkディスプレイ自体を照らすため、光が直接目に入らず疲れません。

モノクロに不満を覚える人も居ると思いますが、テキストを読むならこちらのほうが絶対読みやすいですし、カラーで見たければタブレットのKindleアプリで見ればよいだけの事。

もう一つKindlePaperwhiteに期待したのはバッテリーの持ちです。
そもそもe-inkはページを書き換えるときだけに電気を消費しますので、四六時中消費する液晶とは比べ物にならないくらい省エネです。
1日30分の読書で8週間持つとHPでは謳われていますが、これはWiFiもoffにしてとのこと。WiFiをいちいち入り切りしているのは面倒ですから、onにしっぱなしで試してみましたが、来たばかりの嬉しさもあり、かなりハードに使い込んでみましたが3日経ってもバッテリー消費は半分くらいを示しています。
上手くすると1週間は持ちそう。
スマホを使いまくると半日でお終い。タブレットも夕方は怪しい現実の中、このバッテリーの持ちは驚異的です。
Kindleをうまく活用することで、スマホの負荷を軽減すればバッテリーの悩みから解放されるかもしれないと思いました。

KindlePaperwhiteはタブレットではありません。
でも現時点では最強のビュワーです。
これを使って生産的なことは出来ませんが、本や資料を読むなどの作業には特化したものがあります。DSCF4378
KindlePaperwhiteやKoboなどに付属している唯一のアプリ『ブラウザ』が案外使えるのです。
ブックマークにはどんどん追加できますから、自分の必要なページを追加していきます。

電子書籍はまだ数がありませんので、結局ブラウザでニュースやブログなどを読むことが多いでしょう。
ブラウザベースならメールやSNSも確認したり発信できますから、普段スマホやタブレットで行っている作業のほとんどが出来るのではないでしょうか?

私は自宅のPCデータをすべてクラウドストレージで同期させています。
ですから、ネットに繋がっていればスマホからでもタブレットからでも閲覧は可能な状態。
さて、KindlePaperwhiteからはどう見えるのでしょう?
DSCF4377素晴らしい!
タブレットモードでつながりますね。

では同期が取れているはずの、私のPCのディスクトップに置いてある画像ファイルを呼び出してみましょう。

DSCF4376

息子が書道教室で書いてきた水墨画です。

クラウドストレージとPCは自動的に同期を取っていますから、私がアップしなくてもこんな具合にどこからでも確認が出来てしまう。

KindlePaperwhiteは「Kindle(AZW3)、TXT、PDF、保護されていないMOBI、PRCに対応。HTML、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMPは変換して対応。」との事ですからほとんど読み込めますね。さすがに仕事がらみのCAD系はダメだけど、それもjpeg化してしまえば見れてしまいます。

私が主宰する「建築士フォーラム」では描いてもらったエスキスや図面をjpegで送ってもらいますから、こちらで確認できてすこぶる便利。

あらためて自分がモバイルコンピューティングに要求しているものは何だろうと考えてみると、資料の閲覧やスケジュールの管理がほとんどなんですね。
そしてそのほとんどのサービスがブラウザベースで行えるとなるとKinlePaperwhiteで十分じゃないのだろうか、いやこの驚異的なバッテリーの持ちや屋外でのディスプレーの明瞭さはそれを凌駕していると思います。

それを補う意味でスマホを持つ。
こちらでは主に音声や動画、画像の入出力を受け持ってもらいましょう。
普段はKindlePaperwhiteとスマホの2台持ち。
必要があればタブレットPCというのが良いのかな?

さて、KindlePaperwhiteには3GモデルとWiFiモデルがあり、最後の最後まで悩みました。価格差は5,000円ですから、PocketWiFi 2か月分。これを一回支払えば、あとはずーっと3Gが使えるのは魅力的。でももともとが安いからねぇ。3G付けるならもう一台買えちゃう(笑)。それにブラウジングに制限もあるし、結局PocketWiFi持ち歩くだろうからという事でWiFiモデルにしました。

ブラウジングはそんなに不満は感じませんよ。
そりゃLTEみたいな快適さはありませんが、3Gハイスピードくらい?
色のデータが入らないから軽いのかもしれませんね。

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メンテナンスフリー...要するに使い捨てってことでしょ

屋根の塗装をしながら、ご近所を見渡すと...
すでに終わっている屋根も多いです。
塗膜が薄くなっている位までは屋根材の保護はしているのですが、剥げちゃうとそこから腐食が始まります。
私の住宅がある団地は大体25年程度経っていますから、一番古い住宅でそれくらいの築年数。
我が家が一番新しいぐらいで築18年位です。
当然屋根材の保証期間は終了し、メンテナンスしなければいけない時期はとっくに過ぎているでしょう。
ところが外壁の塗装は何軒か行いましたが、屋根の塗装をやっている家がありません。
普通に考えて、垂直に立っている外壁よりも平面に近い屋根のほうが自然環境が厳しい。
外壁が傷んでいるのであれば、屋根はその数倍傷んでいると考えるのが自然だと思います。
でも屋根は見えないんだな。
寺内貫太郎世代でもなければ屋根の上に上がるなんて事自体思いもつかないでしょうね。
(注:TVドラマ「寺内貫太郎一家では浅田美代子が毎回屋根の上でギターを弾いていました(笑))

ところで団地内の建て替え工事はここ数年で始まっています。
25年というと日本の住宅の平均的な寿命です。
世界的に見てもあまりに短い住宅寿命ですが、この背景にはメンテナンスしない日本人というのが大きく加担している。
メンテナンスもせずに朽ち果てる住宅、大規模な修復を迫られ、その頃水回りも老朽化、家族構成も変わり一気に建て替えに繋がっていくのでしょう。
キャッシュで建てるのならまだしも、やっと住宅ローンの呪縛から逃れられたと思ったのにまたローン地獄。
こうして日本人は一生何世代にもわたって住宅ローンを払い続けるんです。

屋根に上って見るに、ここ数年でどんどん団地内の建て替えが始まるんだろうなぁ。
そしてもっとも新しかった我が家がもっとも古い家になる。

みんな借金好きですね。
うちはそんな余力無いのでせっせと家のメンテナンス頑張ろう。

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春のひと仕事-外部塗装・窓ふき・網戸付け

息子の毎週末スキー練習もこの週末で終わり、いよいよキャンプシーズンが到来です。
巷は花見も終わろうというのに、我が家はやっと春が来たという感じ。
春が来れば家庭菜園に家のメンテナンスというのが年間行事です。
屋根・ウッドデッキ・窓枠などの塗装、窓ふき、網戸の取り付けが一連の作業となります。

本日、晴れ間を見つけてはチマチマとやっていた外部の塗装がようやく終わりました。
屋根と窓枠はペンキ。
素人が扱う塗料としてはポピュラーな塗料でしょう。
最近は熱反射とかいろいろな機能性を高めた塗料がホームセンターで売られていますが、私が買うのはもっとも安いもので一斗缶で6,000円程度です。
高いのは20,000円位しちゃいます。
高耐久性で一回塗れば何年も大丈夫と謳っていますので、高くても元が取れるというのがウリですが、私的にはやや懐疑的。
1年を通して風雨雪に見舞われ、晴れたら晴れたで紫外線にさらされる外部のダメージは想像以上の激しさです。
どんなに高耐久の塗料でも塗った瞬間から劣化は始まります。
塗装することの意味は審美性と部材の保護ですが、ならば毎年行うのがベストでしょう。
毎日見ていると気になりませんが、塗装した瞬間に新品のような光沢を取り戻す快感はこの上ない喜びでもあります。

DSC_0379ちょうど塗り終えた後に降った雨。
見てください!
この水の弾き方。

どんな高耐久塗料を塗っても1年後にこの撥水性能を保つことは無理でしょう。

もう自分が塗装フェチなんじゃないかと思うほどの快感です。

ウッドデッキは浸透性塗料ですが、こちらも毎年やるなら安い塗料で十分。

結局、高機能塗料という付加価値ってメーカーの利益とユーザーの自己満足でしかないと思います。ベーシックなものがもっともコスパが高いのです。
まぁ毎年メンテナンスするのが前提ではありますがね。DSC_0380

ウッドデッキだって御覧の通り。

毎年の塗装にかかる費用は大体1万5千円程度でしょうか

これで住宅がピカピカに生まれ変わるのですから安いと思いませんか?

もっとも最近はメンテナンスフリーという使い捨てが一般的になってしまい、住宅そのものも単なる消費財化してしまいましたから、そこまで気にする人も居ないのかも知れません。

以前、バンクーバーのビクトリアを訪ねた時、家のメンテナンスをしている風景を見て素敵だなと思いましたが、そういうのが当たり前の風景って日本で見ることが出来ないよねぇ。
いい加減、消費するだけから脱却出来ないものでしょうか。

さて、次の晴れ間には窓をピッカピカに磨き上げ、いよいよ網戸の取り付けが待ってます。

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声を出して読もう! 建築士フォーラム

考えるな!
これがエスキス攻略の鉄則であることは前回書いた通りです。
受講者の多くは勝手に条件付けをして、自らの首を絞めているパターンがあまりに多い。

その一方でそれこそ絶対落としてはいけない条件をスルーしてしまう人も多いです。

よくあるパターンではカッコ書きされている(庇、ピロティは面積に含めない)などという条件。
もう慣れちゃって(庇…)って読んだ瞬間に面積に不算入と勝手に思い込んでしまう。
本人は読んでいるつもりでも頭はスルーしちゃっているんですね。

これを回避するの一番の方法は声を出して課題文を読むこと。
もちろん本番ではダメですが、まだ受験対策の期間中です。
毎回、きちんと課題文を音読していれば、本番でもきっと心の中で読むことでしょう。

読むといえばもう一つ。
所要室の特記事項は全部一気に読み切りましょうね。
部分読みは絶対禁止。
解ったような気にならないことです。

しかし、問題文は声を出して読もうなんてのは小学2年生の息子にいつも言い聞かせていることで、建築士試験以前の話なんですけどね。

さてまもなく3月も終わりますが、建築士フォーラム長期対策コースの受講生はほぼ受講を開始し、目下「考えるな!」という今まで教わった真逆のエスキス解法に四苦八苦しているところです。
自分で考えるとまとまらない。自分で考えないほうが良いやという境地に達するとそこから先はスムーズなのですが、まだ自分を捨てきれないというところかな。

大丈夫。
まだまだ時間はタップリあります。
今はもがいても良い時期なのです。
受験に失敗した過去の自分と決別する試練だと思って頑張ってください。

おかげさまで長期対策コースは定員あと僅かになり、一般コースもすでに数名の方から申し込みを頂いております。
エスキスにどうしても時間のかかる方は長期対策へ、今年学科の方も一般コースは定員が少ないのでお早めに申し込みをお願いいたします。

合格への最短ルート 建築士フォーラムはこちらです。

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考えるな! 建築士フォーラム

3月に入り、長期対策コースの生徒たちが続々と対面講義に事務所を訪れるようになってきました。
遠距離受講者が多いものですから、泊りがけで一気に4コマとかを受講していきます。
せっかく遠いところを来ていただく訳ですが、ここで教えることはただ一つ。

自分で勝手に考えるな!

ということ。
これね、IT講義で画面の向こうから言っても、なかなか伝わらないんです。
やっぱり一緒の場所にいる空気感が有効です。
設計製図試験の勉強で「考えるな!」と言われちゃうわけですから、皆さん面喰いますよね。
多分、そのリアクションは普通です。
でもね、経年受験者のほとんどは「考えて」失敗しているんです。
「考える」とはつまり「設計する」ということ。
設計製図試験なのだから、設計するのは当たり前だと反発する人は多いですが、その考え方を打ち砕くのが対面講義の中でもっとも重要な作業なのです。

設計するとき、皆さん、勝手に条件付けをしていきますよね。
例えば当たり前のように重要箇所をマーカーで線を引く。
恐らくどこの学校でもそうやって教えるでしょうが、そもそもこれが考えているということ。
勝手に重要な個所を決めつけてしまう。
本当にそこは重要なのですか?
そもそもあれだけの規模の建物を説明した課題文に重要じゃないところはあるのですか?
当塾ではマーカーなど一切使いません。
何色も使い分けている人がいますが、その時間をほかに配分した方が良いと思います。
また、課題文を素直に読まずに湾曲した解釈をしてしまう人もいます。
そして、その勝手につけた条件にほんろうされ、いつまでもエスキスがまとまらない。

いいですか、課題文に書いてあることが全てなのです。
それ以上のことを勝手に付け足してはいけない。
素直に事務的に課題文を読み取って処理するだけでエスキスは完成します。

今からでもまだ十分間に合います。
長期対策コースは間もなく定員。
今年はきちんと結果を出したい人のための最短コース 建築士フォーラム はコチラです。

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桃の節句

昨日はひな祭り。
娘の初節句でした。
実家の母から雛人形も買ってもらったし、息子の時同様にお互いの親を招いて一席設けることにしました。
DSCF4297
まずは記念写真。
料理は近所の仕出し屋にオーダー。
息子の時は自分たちの数を数え忘れて大変だったので、今回はしっかりとチェック。
息子にもお弁当みたいなのじゃなく、ちゃんとお膳にしてもらいました。
DSCF4298
料理はこんなものか。
少ないかなとも思いましたが、ゆっくり食べるので満腹中枢も刺激されてちょうど良いでしょうか。

初回は親を招きますが、来年からは従兄弟たちを呼んで、ちらし寿司パーティかな?
私は男ばかりの兄弟だったので、子供のころ、全然そういうのに呼んでもらったことがなかったので、案外憧れなんですよね。
だから、来年は子供たちを呼んであげることにしようと思います。

DSCF4302しめは不二家のひな祭りケーキ。

お土産にはクリュの大きなイチゴ大福とイチゴ尽くしです。
CIMG0002

満足していってもらえたでしょうかね。
DSCF7736「みんなであたしをダシにして」とでも言いそうな娘。

そうだよね。当の本人はハマグリのお吸い物で味付けしたお粥とオッパイだけなんだもの。

それにしてもやっぱり女の子は華やかです。
世の女性はこうやって大事に育てられたんだねぇ。

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作図時間3時間を切るためのトレーニング法 建築士フォーラム

長年、設計製図試験の講座を担当してきて感じるのですが、図面の遅い人はとにかくダラダラ描いている人が多いです。
前回も説明しましたが、限られた時間の中でいかに点数を取るか(減点を少なくするか)を理解しないと合格には近づけません。
まずはすべての図面が一応に描かれていることが重要なのであって、他の図面がいくらきれいに描かれていても断面図が未完だったりすれば、その段階で失格なのだということを理解しなければなりません。

図面を万遍なく描く

これが合格するための鉄則なのです。

さて、図面を万遍なく描くトレーニングで一番有効なのがタイムトライアル作図法でしょう。
これは各々の図面に対して何を描くかを決めて時間を区切りながら進めていく方法です。
具体的にはこんな感じ

面積表
①算定式・各階床面積・合計面積                                     (1分)

平面図・断面図・伏図
②グリッドの通り芯(細線)③基準線・躯体線(細線)④寸法線(寸法)(実線細)⑤柱型(実線太) (15分)

平面図・伏図
⑥開口部(実線太)⑦躯体線(実線太)⑧内壁線(実線太)                       (36分)

断面図
⑨断面線(実線太)                                              (8分)

平面図
⑩断面切断位置、階段、EV、ダクト関係(実線太)⑪設備(便器など)(実線細)           (25分)

平面図・断面図・伏図
⑫文字入れ、記号等(実線太)                                       (35分)

平面図兼配置図・断面図・詳細図
⑬家具・外構(実線細)⑭その他(実線細)                                (30分)

全体
⑮特記事項との整合確認・見直し                                      (30分)

だいたいこんな時間割で描いていきます。
ルールとしてはタイマーをセットしておいて、その時間になったら必ず次のステップに行くこと。
何時までも同じところに居てはいけません。
また時間が余ったら先に進むのではなく、前の作業で描ききれなかったところを描きます。

最初は全然形にならなくても、そのうちにこんな時間配分で全体をまとめることになるでしょう。
スマホのアプリで複数のタイマーをセット出来るのがありますから、そんなのを利用したら良いですね。

図面を早く描くには消しゴムは使わないこと。
最初は薄く、徐々に描き重ねて濃くなるようなイメージで描くと良いでしょう。

建築士合格の最短コース 建築士フォーラムはこちらです。

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ビデオカメラって必要?

大抵のものは揃っている我が家ですが、何故かビデオカメラがありません。
長男の息子が生まれたときに買おうかなって思ったんですけど、あんまりホームビデオを楽しむシーンが想像できなくて、結局買わなかった。
画像のほうが後で見ても想像力かき立ててくれるし、人に写真を見せるぐらいはOKでも動画を強要するのは気が引けると思うのです。
保育園の発表会だって、後でプロが撮ったDVDを売ってくれるしねぇ。
そりゃたまには動画も撮りますが、デジカメやスマホの撮影機能を使うくらいね。
ほんの短いクリップです。

で、今さら何を悩んでいるかというと、先シーズンから始めた息子のスキーです。
やっぱり自分の滑りを客観的に見るというのは大切だなぁという事を感じるこの頃。
娘も生まれたし、そろそろ我が家もビデオカメラデビューかなぁなんて考えているワケ。

我が家の場合、撮影はアウトドアがほとんどでしょうから、そうなると防水タイプが欲しい。
調べてみてもググッと来るのが無いんだなぁ。
むしろ防水タイプのデジカメの方が面白そう。
今どきのデジカメならHD対応しているしね。

どう考えてもビデオカメラよりデジカメの方が出番が多い我が家です。
デジカメで用が足りるのならそれで良いのかなぁ。

先人たちにお聞きしたい。
やっぱり動画ならビデオカメラでしょうか?
我が家的にはグローブしてても使える防水タイプが希望ですが、ビデオとカメラの2台持ちは出来ることなら避けたいところです。

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