メンテナンスフリー...要するに使い捨てってことでしょ

屋根の塗装をしながら、ご近所を見渡すと...
すでに終わっている屋根も多いです。
塗膜が薄くなっている位までは屋根材の保護はしているのですが、剥げちゃうとそこから腐食が始まります。
私の住宅がある団地は大体25年程度経っていますから、一番古い住宅でそれくらいの築年数。
我が家が一番新しいぐらいで築18年位です。
当然屋根材の保証期間は終了し、メンテナンスしなければいけない時期はとっくに過ぎているでしょう。
ところが外壁の塗装は何軒か行いましたが、屋根の塗装をやっている家がありません。
普通に考えて、垂直に立っている外壁よりも平面に近い屋根のほうが自然環境が厳しい。
外壁が傷んでいるのであれば、屋根はその数倍傷んでいると考えるのが自然だと思います。
でも屋根は見えないんだな。
寺内貫太郎世代でもなければ屋根の上に上がるなんて事自体思いもつかないでしょうね。
(注:TVドラマ「寺内貫太郎一家では浅田美代子が毎回屋根の上でギターを弾いていました(笑))

ところで団地内の建て替え工事はここ数年で始まっています。
25年というと日本の住宅の平均的な寿命です。
世界的に見てもあまりに短い住宅寿命ですが、この背景にはメンテナンスしない日本人というのが大きく加担している。
メンテナンスもせずに朽ち果てる住宅、大規模な修復を迫られ、その頃水回りも老朽化、家族構成も変わり一気に建て替えに繋がっていくのでしょう。
キャッシュで建てるのならまだしも、やっと住宅ローンの呪縛から逃れられたと思ったのにまたローン地獄。
こうして日本人は一生何世代にもわたって住宅ローンを払い続けるんです。

屋根に上って見るに、ここ数年でどんどん団地内の建て替えが始まるんだろうなぁ。
そしてもっとも新しかった我が家がもっとも古い家になる。

みんな借金好きですね。
うちはそんな余力無いのでせっせと家のメンテナンス頑張ろう。

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