考えるな! 建築士フォーラム

3月に入り、長期対策コースの生徒たちが続々と対面講義に事務所を訪れるようになってきました。
遠距離受講者が多いものですから、泊りがけで一気に4コマとかを受講していきます。
せっかく遠いところを来ていただく訳ですが、ここで教えることはただ一つ。

自分で勝手に考えるな!

ということ。
これね、IT講義で画面の向こうから言っても、なかなか伝わらないんです。
やっぱり一緒の場所にいる空気感が有効です。
設計製図試験の勉強で「考えるな!」と言われちゃうわけですから、皆さん面喰いますよね。
多分、そのリアクションは普通です。
でもね、経年受験者のほとんどは「考えて」失敗しているんです。
「考える」とはつまり「設計する」ということ。
設計製図試験なのだから、設計するのは当たり前だと反発する人は多いですが、その考え方を打ち砕くのが対面講義の中でもっとも重要な作業なのです。

設計するとき、皆さん、勝手に条件付けをしていきますよね。
例えば当たり前のように重要箇所をマーカーで線を引く。
恐らくどこの学校でもそうやって教えるでしょうが、そもそもこれが考えているということ。
勝手に重要な個所を決めつけてしまう。
本当にそこは重要なのですか?
そもそもあれだけの規模の建物を説明した課題文に重要じゃないところはあるのですか?
当塾ではマーカーなど一切使いません。
何色も使い分けている人がいますが、その時間をほかに配分した方が良いと思います。
また、課題文を素直に読まずに湾曲した解釈をしてしまう人もいます。
そして、その勝手につけた条件にほんろうされ、いつまでもエスキスがまとまらない。

いいですか、課題文に書いてあることが全てなのです。
それ以上のことを勝手に付け足してはいけない。
素直に事務的に課題文を読み取って処理するだけでエスキスは完成します。

今からでもまだ十分間に合います。
長期対策コースは間もなく定員。
今年はきちんと結果を出したい人のための最短コース 建築士フォーラム はコチラです。

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