障子の張替え

さて昨日より年末年始の休暇に入った人も多いだろう。
弊社は自営なので休暇という概念はあやふやで、昨日も打合せが一件入った。
それでもこまめに年越しの準備は進み、ようやくたった一室だけある和室の障子を張り替えた。
午前中、婿に出た弟が歳暮を持ってきてくれた際、自分のところは今年からプラスチックの障子にしたと話していた。
価格は紙の倍ほどするが、丈夫で拭き掃除も出来るという事らしい。
主婦の喜ぶメンテナンスフリー商品だ。
実は私もホームセンターで見かけたが、しばらく思案していつものように紙を買った。
プラスチックは紫外線による経年変化はどうなのだろう?いくら破けなくても黄ばんだ障子なんて嫌だ。
紙は破けることにこそもののあわれがあってよい。
こまめに直せるように障子の桟が細かいのも知恵である。
いたずらする子供を叱り付けるのも教育であり、コミュニケーションだと考える。
大人になってそういう悪さをしないように、子供のうちから躾けるのだ。
年を越すにあたり、障子の紙を張り替えるというのはなんとも気持ちが引き締まる思いがする。
網戸、ガラス拭きと同じくこういう細かいメンテナンスは家の状況を知る良いきっかけとなるだろう。
メンテナンスフリーの家が喜ばれる現代は生活に余裕が無さ過ぎると思わないか?
私は多少手間のかかる家を提案したい。
それはライフスタイルの提案でもあるのだ。
家の中で過ごす時間ほどゆったりとしたものは無いのだから。
 
さて、我が家のカーポートもようやく完成した。
今日から寒波ということで、今も激しい冷たい雨が降っている。
妻と子供は下田の実家に2回目の餅つきに出かけたが、車に乗るまで雨に叩かれないのはすばらしい。
これから1週間、雪の予報が続くが、カーポートの効果はどうでるのか楽しみである。
私はこれから家の真鍮磨きと正月の飾りつけを行い、旅行のリポートもまとめることにしよう。
夕方、妻が迎えに来て、今年最期の「いい湯らてぃ」を楽しむ予定だ。
今日は下田に泊り、明日堅くなった餅を切り、私の実家に届ける。
その後、寺泊でカニでも買って、実家で年を越すこととしよう。
例年に無く順調な年の瀬である。
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