年の瀬だというのに訃報が舞い込んだ。
にいがたユニバーサルデザイン設計コンペで優秀賞をもらった家の長男だ。
この家は骨折した母親の住居として長女の家を増築する形で関わったが、その間に三条の水害があり今まで住んでいた家は水没してしまった。
長男はこの家も建て直す予定だったが、家族間の調整で延期、結局駅裏のアパマンションに落ち着く。
その後、構造偽装事件に翻弄された。
人間的には形にはまらない人で、男一人で娘３人を育て上げ、娘よりも若い妻を持つ波乱万丈な人生だった。
私とも交友は続いており、別荘でも作ろうかなんて話もしていた。
享年56歳はあまりに早すぎた。
今日、通夜が行われ、明日出棺となる。
最期のお別れをしてこよう。
ご冥福をお祈りいたします。
