レコーディングダイエット

7月に入ってからというもの、話題と言えば値上げの話ばかり。
収入が増えるとかなら良いけど、支出ばかりが増えるのは生活者としてキツイ。
富裕層の多くが投機などマネーゲームによる収入で産業実態が無い。
実態が無いのに金のやり取りだけ行うから、物価高騰に拍車をかけるという悪循環だ。
灯油市場も穀物市場も安定供給のために出来たのに、今ではまったく用を果たしていない。
市場に対して制限をつけることは出来ないものなのだろうか?
まあ、貧乏人が何を言っても欲望のまま走るのだろう。
欲望と言えば新興国は欲望の坩堝だ。
これから始まる洞爺湖サミットだが、先進国が幾ら環境問題を語ったところで、それを上回る人口の新興諸国がかつての先進国がたどってきた道を急速に突っ走っているのだからどうしようもない。
だからといって先進国が新興国に欲望を抑えろなんて虫のよい話を出来るわけがない。
地球はすでに臨界点を超えて審判の時を待つのみだ。
そんな時代にどう生きるかが問題だ。
お金は便利だが、それに頼った生活にそろそろ歪みが出てきている。
自分の収入を他所で得て、他人が作ったものを金を出して買う。
現代では当たり前の生活だが、バランスが崩れると今のようになってしまう。
ほとんどの食材を他国に頼る日本だが、食糧危機がまもなく訪れるという時代に幾ら出したら食材を売ってもらえるのだろう?
戦後じゃないが、お金を出せば物は手に入るというのは幻になるのかもしれないのだ。
話が大きくなったが、要はバランスが重要だと言うことだ。
社会と隔絶した生活など出来るわけが無いが、どっぷり浸かった生活というのも他人の思惑に翻弄されてしまう。
すべてを他所に求めるのではなく、無駄を省き、必要な分だけを購入するという生活にシフトしなければただ毎月の支出が増えるだけということになるだろう。
 
ちょっと前にレコーディングダイエットというのが流行った。
自分の食べたものを毎日書き出すことで、自分の食事を認識し自制するというダイエット法だ。
この方法は様々なところで活用できそうである。
家計簿をきちんとつけている人とそうでない人では貯蓄高がだいぶ違うらしい。
先日「エコワット」という電力量測定器を購入して以来、家中の家電の消費電力が気になり始めた。
そこでエコウィルも導入したことだし、7月から我が家のエネルギー消費電力量を書き留めることにした。
まだ始めて3日目だが、1日から2日にかけての消費電力が15.9kWhに対し、2日から今日にかけては13.4kWhだった。
生活そのものはさほど変わっていないが、違いはエアコンのブレーカーを落としたことと仕事周りのコンセントを節電タップに替えたことだ。
おそらく余計な待機電力がカットされたことによるものだろう。
1日たった2.5kWh、金額にして55円だが、ひと月に1,650円、1年では実に19,800円ものダイエットになる。
恐るべし待機電力。
先日の調査で複数ある冷蔵庫の無駄も見つかっているし、その他の家電の待機電力もあるだろう。
家庭のエネルギー消費量を測定することは体重を落とすより効果が鮮明に判るようだ。
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