負け組みのパターン-建築士フォーラム

長いこと建築士試験対策を指導しているといろいろ見えてきます。

もっとも判りやすいのが負け組みのパターンです。

これはお受験学校のシステムにも問題があるのですが、大抵の学校では毎週課題が宿題として出され、当日はその宿題の添削を受けると思います。
ところが図面を提出しない生徒が必ず出てくる。
彼らはいろいろと理由をつけて出来なかった言い訳をしますが、結局翌週も提出しない。
2ヶ月の受講期間にもしかしたら一回も提出しない人もいます。
またやってきても途中までしか終わっていない。
やらないよりはマシと講師のほうも諦めて、やった部分だけ添削してやるでしょう。

でも図面と言うのは一式描いて何ぼです。
平面図は全部終わっているけど、断面図はまだなんて図面は当塾では「何もやっていない」と 評価します。
終わっていなければ0点です。
厳しいようですが、これを許すといつまでも最後まで到達できない。

やって来ないまたは途中までの生徒に対して教室による指導では個別対応を行う余裕はありませんから、また新しい課題を渡すことになります。
これでやらない(やれない?)課題が次々と増えていく。
勉強と言うのは終わるまで次に進んではいけない。
そうしないと解らないことをただ積み上げるだけになってしまうから。

もう一つ問題なのは、宿題として提出された図面を添削するのですが、その間、生徒たちは新しい課題に取り組んでいます。
その途中で講師に呼ばれ添削指導ということになりますが、生徒にしてみたらその課題はすでに過去のものであり、今は新しい課題で頭が一杯なのです。
講師のせっかくの指導も頭に入りません。
(結果として毎回同じ指導内容を繰り返すことになります)

これも一つの課題に対する作業が完結しないままに先に進むことが原因。
当塾が個別指導にこだわるのはきちんと完結させて次に進みたいからです。
宿題をやってこなければ先へは進めませんから、ここでやってもらいます。
製図なんて自分ひとりで 出来る作業ですから、それをお金を払ってやるなんていうのは誠にもったいない話ですが、ここでやらないとまた1週間を無駄に過すことになる。

大手お受験学校なら切り捨てられる層でも「建築士フォーラム」では唯一の受講者ですから、本人に納得してもらって新たにコマを購入いただきます。
いろいろ言い訳考えても、結局は自分でやらないと時間も身銭も無駄になるだけ。
これをしっかり自覚できてようやく負け組みから脱出できる。

いよいよ7月に入り、設計製図試験の課題も発表となります。
負け組みパターンに陥らないためにも「建築士フォーラム」の門を叩いて下さい。

建築士資格取得の最短距離が「建築士フォーラム」なのです。

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