夏樹に毎週英語を教えてくれる宣教師さん。
交通手段はいつもマウンテンバイクか徒歩。
雪が降る今頃はだいたい歩いていらっしゃいます。
ところで彼らはいつも玄関に入る前にコートを脱ぎ、帰るときも一旦外に出てから着ます。
コートを外で着脱するというのは日本の礼儀作法です。
家の中に雨や埃を持ち込まないという配慮ですね。
今時の若い子がそんな事をするなんて素晴らしい。
受け答えや礼儀作法にはいつも感心させられます。
ところでアメリカでもやはりそうしているのかと調べたらどうやら違うようです。
日本とはまったく逆で、招き入れられる前にコートを脱ぐというのはむしろ失礼な行為とのこと。
入る許可を得て、はじめてコートを脱ぐとのこと。
よくよく考えたらそりゃそうだ。
「入って良いよ」という前から 入る気満々でコートを脱いで待っているというのも変な話ですよね。
ただし、コートは脱がないが帽子は脱いでおく。
彼らは日本に来る前に、しっかり日本の礼儀作法まで習得してくるんですね。
まさに脱帽です。
晴れている関東圏ならいざしらず、雪国の新潟なんかでは外でコートを脱がせるのは忍びないです。
せめて暖房の効いている玄関でコートを着るのは良いのではないかな?
ところで先ほど保険のセールスレディがこれから生まれる子どもの学資保険の契約にいらっしゃいました。
彼女は普通にリビングに入ってコートと毛糸の帽子をお脱ぎになった。
帰るときも同様。
今までだったら然程気にはしなかったのですが、先に宣教師さんたちを見ちゃっているからねぇ。
日本もグローバル化が迫られていますが、グローバル化というのは単に外国語が堪能で世界へ飛び出せるということだけではなく、相手の文化、作法に敬意を払って世界とお付き合いすることなのだなぁと、ともすれば私の子どもくらいの歳の彼らから学ぶことが出来ました。