昨日の夕食の時のこと。
息子がキッチンの水栓を指差して、「ここから出る水を飲んではダメなんだよね?」と聞きました。
「なんで?」と聞き返すと「毒なんでしょ?」
我が家は福島第一原発の事故を受けて、RO(逆浸透膜)浄水器をアメリカから個人輸入し取り付けました。
現在、口にする水はすべてこの浄水器を通した純水です。
もちろん、水道水に毒などは入っていません。
(依然、水害以降、三条の水の混濁は収まらず、水質的には勧められませんが)
放射能も未検出。
(未検出がイコールまったく出ていないという意味でも無さそうですが)
水道水を飲んだからといって、健康を害するようなことも直ちにはおきそうにありませんから、「大丈夫だよ」と答えてやりました。
息子は学校へ毎日水筒を持っていきます。
それも別に放射能がどうのと言うことではなく、単に休み時間に水場が込み合うのでという学校からの指導に因るものです。
ですから皆が持っていっています。
我が家はもちろん当たり前のようにRO(逆浸透膜)浄水器を通した純水を入れてやります。
ところが、この夏の猛暑で、水筒の水を飲み干してしまい、先日学校の水を飲んだらしい。
それがどうも不安で、先ほどの会話に至ったということみたいです。
特別子供に放射能の恐怖を植え付けているつもりも無く、ただ、親としては極力気を使おうとしていただけなのですが、子供心にしっかり感じていたんですね。
先日も読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で中部大学の武田先生が東北の子供の「東北の食べ物は食べても大丈夫なのですか?」という質問に対して「食べてはいけない」という回答をして物議を起こしました。
私は大人の責任として武田先生を支持しますが、子供にしなくても良い心配をさせていることに心が痛みます。
震災以降の情報がどうも不透明で、自衛するしか家族を守れないのも事実。
でも子供の前ではさりげなくやんないといけないなぁ。
どうやら先日落札したガイガーカウンターが今日あたり到着しますが、これもあまり子供に変な情報を植え付けないほうが良さそうです。
でも以前計測したときは県の発表の4~5倍の放射線量を示していましたから、現状を切に知りたい。
毎日掃除洗濯に明け暮れているのが本当に効果があるのか?
大好きなキャンプもキャンプサイトって今どうなっているのか?
子供のことを考えるとやはり心配の種は尽きません。
それがどうしても子供に伝播してしまうんだなぁ。