いよいよ5月に入った。
桜も散り、木々は大きく葉を伸ばし、新緑の季節の到来だ。
昨日完成したウッドデッキでガーデニングを行うには最高の季節である。
5月と言えば端午の節句。
夏樹も本当なら昨年、初節句を祝ってやらなければならなかった。
でも、5月と言えば田植えのシーズン。
妻の実家の田植えの手伝いでバタバタと去年は過ごしてしまった。
田植えがようやく終わった頃、実家の母親が夏樹に兜を買ってくれた。
伊達政宗のレプリカで小ぶりだがなかなか格好が良い。
先日、両親が桜を見にドライブした際、我が家に立ち寄った。
まだ兜を飾らないのかと言う。
4月に入ったらもう飾っても良いのだそうだ。
せっかく買ってもらったのに申し訳ない気がして、さっそくその夜押入れから引っ張り出して飾り付けをした。
70を過ぎた両親が孫の夏樹の成長をどこまで見届けられるか判らない。
孫を想う気持ちで兜を買ってくれたのに節句の祝いもしないのは申し訳ない。
それで1年遅れてしまったが、両家の親を招いて初節句の祝いを簡単だが行うことにした。
しかし5月と言えば田植えのシーズン。
今年は冬が長かったので、苗の生長もあまり良くないという。
天候と苗の生長を見ながらの田植えということで何時まで経っても手伝う予定を決めてもらえない。
妻の両親はまだ50過ぎの現役世代である。
70を過ぎ、孫の面倒を見るくらいが楽しみな私の両親とは価値観が違う。
もちろん私も現役世代なので日々の予定はどんどん入ってくる。
あとは何を優先すべきと言うことになるのだが、昨日ようやく決まったのが今日の昼。
もうこれしか予定が合う日が無い。
本当は夜のんびりと酒を酌み交わしたかったけど、今日の夜は大事な会議が入っている。
バタバタと料理の手配をした。
夏樹の保育園に休みの電話を入れた。
なんとも慌しい初節句である。
でも夏樹の成長を祈るみんなの気持ちは変わらないからゆるしてね。