可動式木製ルーバー

土日を使ったウッドデッキのリフォームだが2週目に突入した。
先週は暇を見ては高所の木部を浸透性保護塗料で塗った。
でも天気と暇な時間の兼ね合いが難しい。
昨日は朝から天気が良かったので塗装するには絶好の日だった。
そこで一気に塗装を終わらせた。
化粧の窓枠のペンキもだいぶ剥がれていたので塗りなおしたら新品のようになった。
 
今回のリフォームの目玉はラチス上部の空いた空間にルーバーを取り付けることだ。
家が建て込んだ住宅地ではデッキの向こうに広がる風景など期待できない。
見えるのは裏や隣の家の壁である。
大体 我が家の南側は裏の家にとって北側になるから見える風景にロクなものは無い。
用途地域が第一種住居専用地域で境界線から壁の後退が1.5mだったり北側斜線制限などがあり、それでも市内のほかの住宅地よりは恵まれた環境とは言うものの、隣家の2階から丸見えのウッドデッキでは落ち着かない。
そこでルーバーを取り付け、隣家からの目線を防ぎ、なお太陽の光は取り込もうと考えたのだ。
友達の大工が水曜日に試作品を作ってきたのだがどうも巧くない。
場所によって要求されるルーバーの角度が微妙に違うのだ。
そうこうしていたら金曜日に可動式の木製ルーバーを作って持ってきた。
さすが!並みの大工ではない。
今度は自由に角度を調整できる。
ブラインド状態である。
でも残念、もうすこしピッチを狭くしないとルーバーが重ならないので丸見えだ。
 
そして昨日、ピッチを狭くした木製可動式ルーバーを持ってきた。
もう完璧である。
これから私が設計する住宅の標準パーツに決定だ。
 
ウッドデッキの木部は濃いめのウォールナット色を塗っていたが、ルーバーまで黒くすると威圧感がありすぎる。
それと仮止めした塗装前のルーバーを見ているといい感じに太陽光を反射する。
日光の差し込んでいない部分のルーバーを逆角度にするとデッキ内に光があふれるのだ。
そこで急遽ホームセンターで透明の保護塗料を買ってきて塗った。
夜、デッキの照明を照らすとやはり反射して以前より明るくなった。
 
これで近所の要らない風景を切り取り、空と太陽だけが入る快適なデッキが完成しそうだ。
今日はこれから全てのルーバーを取り付ける。
カテゴリー: 建築 パーマリンク

コメントを残す