所属している建築系福祉ボランティア「福祉住環境コーディネーターネットワーク（ＦＪＣＮ）」の県央地区で今年度事業として「実践 住宅改修事例集」を作成した。
今まで行ってきた住宅改修を場所別に分類したものだ。
住宅改修の講義を行う際、必ず求められるのが事例だが、何が重要かを理解できていない受講者に事例を見せるとそれだけが頭に残ってしまい、むしろ逆効果になることが多い。
だからといって、いくつもの物事例を示すのも時間が無い。
今回作った冊子では部屋ごとにいくつかの事例が紹介されているので多少は役に立つかもしれない。
反省としては冊子を作るためのデータを残していなかったために、住宅改修を行った際に作ったＰＤＦから切り取って張り合わせただけのものになってしまったこと。
しかし、そうした反省を持ったことで、今後の改修については図面や画像のデータを生のデータとして物件ごとにＣＤに焼いて保存することにした。
また、毎月行われている地区例会においてはそのデータを持ち寄り、会員による再評価を行い、より良い改修方法を検証しようということになった。
住宅改修という作業もこうして何回も検証し、最後に事例集として発表するのは大変意義深いものである。
今回の冊子は地区事業のため、県央地区の福祉施設に配布するが、県の講演会のサブテキストとしても活用できるだろう。
まあ、内容はまだまだといったものだが、そういう事業を行った会員は評価に値する。
これをたたき台として、各地区でも作成してくれたら面白いものになるのだろう。
