昨日は日中雨こそ降らなかったが強風の大荒れの天気だった。
所属する団体の花見は中止になったが、せっかくの満開を逃すのはもったいないということで、家族で花見を決行した。
車のリアハッチを上げ、後部座席を折りたたんだ車中泊状態にする。
車の後ろにはテーブルを接続し、椅子を出す。
車の中には案外風は吹き込まない。
外は周りの車が風除けになってくれているので苦痛はないがやはり寒い。
そこで昔使っていたつなぎタイプのスキーウェアを着込んだ。
夜桜見物の際はいつもこのスタイルだが、上下繋がった服は風が吹き込まなくて暖かい。
妻の作ったお弁当を広げ、妻と夏樹は車中でくつろぎ、私は外でビールを飲みつつ荒れ狂う桜を眺めていた。
さすがにこの天気で誰もいないだろうと思ったが、若者たちが東屋を占領し、周りをブルーシートで取り囲み、巨大なホームレスの巣のようなものを作り上げてた。
奇声を上げながら騒いでいるが、後片付けをちゃんとやってくれるのか怪しい。
そのほかの人は全て車内から眺めているという感じだ。
我が家ほど完璧なセッティングは居なかったと思う。
来年はこのパターンで前日から泊り込み夜桜見物を楽しもう。
その後自宅に戻り夏樹と昼寝。
夕方からは私が設計した友人の家で花見のはしごだ。
ガラス張りの壁の向こうに大きくなった桜の木がライトアップされている。
それを屋内から眺めながら一杯飲む。
満開になったばかりの桜は荒れ狂う天気にも耐え、花は散らなかった。
今日は朝から天気が良く、暖かい。
公園はいまごろ花見客でいっぱいだろう。
