薄型テレビ

家電の売れ筋は薄型テレビだそうだ。
最新のテレビはソニーのEL有機液晶というのでなんと厚さ3ミリを達成した。
液晶部分が自家発光するのでバックライトが要らなくなり、劇的に薄く出来たとのことだ。
他社のテレビも20ミリ程度で1ミリ単位で凌ぎを削っている。
これぐらい薄くなると壁掛けも容易だ。
リビングのデザインもずいぶん変わってくるだろう。
今までのえらそうに幅はばと場所をとっていた箱が退けてずいぶんすっきりとした部屋になるだろう。
TVを中心におくリビングはもう止めたい。
高度成長期の力道山や巨人大鵬卵焼きの時代じゃあるまいし、テレビが娯楽の中心では情けない。
また、テレビで家族がつながると言うのも嫌だ。
私の設計では大型テレビはまず入れない。
見たいときはスクリーンを下ろして150インチくらいでどっしりと楽しみたい。
家を訪問した際に見ているわけでもなく何気についているテレビはイライラしてしまう。
だから情報収集か鑑賞か、しっかりとした意識をもってテレビにスイッチを入れるような設計を心がけている。
壁掛けのテレビはどうだろう?
消費電力にもよるが、普段はヒーリング効果を高めるのに使えるかもしれない。
また、PCと直結し、家の情報ステーション的な使い方も面白い。
今月から始まった緊急地震速報も繋げたら良いだろう。
新築なら厚みは3ミリとわ言わなくても壁厚を利用してアルコーブに埋め込めばフラットに出来るだろう。
 
個人的には部屋を暗くして、スクリーンに投影した映画を見るほうが雰囲気があって好きだけどね。
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