朝の外気温が10度になり、いよいよ暖房シーズンが始まった。
灯油の高騰でそろそろ暖房エネルギーの見直しを考えねばと思う。
我が家の建築当時の灯油代は40円/リッターだったが、いまや80円/リッターと倍である。
70円を上回るとガスの方がコスト的には安くなるが微妙だ。
電気は依然高いがエコキュートの出現と深夜電力の優遇料金でかなり現実的になってきた。
しかし、エネルギーを1次エネルギー2次エネルギーに分類すると、灯油もガスも1次だが、電気は2次となる。
2次エネルギーは大規模プラントで1次エネルギーから作り、各戸に送るため、送電ロスが大きく、あまりエコとはいえない。
また、深夜電力は蓄電技術が完成していないため棄てるくらいなら安く売ろうということだ。
価格はあくまでも商業的戦略なので技術革新如何ではいつどうなるか判らない。
深夜電力は使おうが使うまいが一定量のお湯を作ってしまうのがいやだ。
使わないのに余計にお湯を沸かし、足りないと高い電力でそれを補わないといけない。
必要な分だけ消費するというのが判り易い。
電気を1次エネルギーにするのは太陽光発電だが、こちらもパネルの製造時におけるエネルギーを考えるとあやしいし、対イニシャルコストでは20年たってももとが取れない。
しかし灯油もガスも化石燃料である限り枯渇は免れないだろう。
やはり最終的には電気に集約されるだろうが、現状ではまだ化石燃料に頼らざるを得ないのだろうか。
石油関連はどうも投機的な性格が見え隠れしすぎる。
中国やインドでの消費拡大は必須なので価格が以前のように戻るとは思えない。
となるとガスか?
ただ、ガスで燃焼させるだけでは勿体ないから、コジェネで電気も作ろうか?
システム導入に100万はかかりそうだ。
こちらも元を取るまでには結構かかりそうである。
エネルギーの浪費はもうやめなくてはならない。
一番はウォームビズで着衣量により暖房温度を下げることのようだ。