音楽の都

ウィーン2日目はアールヌーボーのオーストリア版であるゼツェション(分離派)の建築を訪ねた。オットーワグナーのカールスプラッツ駅舎、マジョリカハウスを見学、途中ワグナーの弟子であるヨゼフ・マリア・オルブリッヒのなんとも世紀末的なゼツェッションを見る。帰り道はナッシュマルクトを散策し、豊富な食材を楽しんだ。オーストリアはドイツとフランスの良いとこ取りという感じだ。

その後旧市街を取り囲むように走るトラム(リンク)に乗り、一旦ホテルに戻る。

夕方からはUバーン(地下鉄)を利用し、郊外のシェーンブルン宮殿へ。

せっかく音楽の都まで来たのだからコンサートを楽しみたいと思い昨日チケットを購入したのだ。

夜の6重奏コンサートまでの時間をクリスマスマーケットで過ごす。

簡単な食事と共にフルーツポンチを入れたホットウィスキーで暖を取る。

これが絶品で、皆マグカップ片手に歩いている。

マグカップは2ユーロでデポジットし、中身だけを3ユーロ程で購入する。

カップを戻すと2ユーロが戻ってくる仕組みだ。

これで無駄な紙カップなどのゴミを軽減できる。

コンサートは2部構成で2時間程度。

本場のクラシックと声楽、ダンスが楽しめた。

中休みでは部屋を移りシャンパンを頂く。

マリアテレジアの夏の宮殿で宮殿音楽を楽しむとはなんと贅沢なことか。

末娘のマリーアントワネットも幼少期をここで過ごしたが、音楽を聴きながら眠りに付いたのか?息子の夏樹も音楽を聴きながら気持ち良さそうに眠りについた。

さて、夜もふけホテルに戻る。

今朝は妻の誕生日に購入したバラの花びらをちらしバスタブに浸かる。

さて、3日目の今日はトラムを駆使し、ワグナーの郵便貯金局からポストモダンまでの建築を視察します。

今晩、ウィーンを発ち、パリ経由日本へ。

思えばあっという間の旅行である。

もうすでに来年はどこに行こうかと思案している。

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