いまどきの軽

今日は家族で近所の自動車ディーラーめぐりをしてきた。
妻のライフの後継車はどんなのが良いのだろうと物色してきたのだ。
最初は雨が当たらなければ良い程度だったが、安い価格帯のはあまりに造りがチープで、かなり気持ちを割り切らないと乗れそうに無かった。
車体価格で100万円前後の車が一番豊富だが、どれも現在乗っているライフがただ新しくなっただけといった感じであまり感動が無い。
ちょっと食指が動いたのはスズキのパレットという最近出た車を試乗したときだ。
いままでの軽とは明らかにジャンルが違う。
とにかく広く使い勝手が良さそうだった。
荷室もフラットで十分広いし、大人が4人ゆったりと過ごせそうな室内。
特筆すべきは前席の広さだろう。
フロントガラスがはるか向こうにあり、エスティマが始めて世の中に出てきたときの感動に近いものがあった。
しかし、価格を聞くと130万から170万というこれまた軽とは思えない車両価格。
予算ははるかにオーバーだ。
次に良いなと思ったのはダイハツのタントカスタム。
どちらも同じジャンルの車だが、こちらは助手席側がビラーレスの大開口が売り物。
たしかに開放感があり、車の中で花見も出来そうだ。
価格はパレットと同じくらいでいわゆるライバル車だ。
高いけど試乗しちゃうともうほかの軽が狭くて見劣りしてしまう。
これを諦めるならもう中途半端はやめて一番安い60万くらすの軽でいいやと思えるくらいだ。
しかし、軽自動車もずいぶん高くなったものだ。
150万というと普通車でも十分いろいろな選択肢が出来るだろうに良く買いますねというと団塊世代が高い軽自動車を買うのだという。
子供も独立し夫婦二人でさほど大きな車を必要とせず、かといって将来的にかかる経費はなるべく抑えたい。
だからといってレベルを下げた車ではいやだという層だ。
限りなく普通車に近く、また十分個性があり、そして維持費が安いというのが団塊世代の需要だ。
今は良いが将来は不安。
今は多少余裕があるが、将来維持費がかかるのは困る。
同じような話を太陽光発電で聞いたことがある。
20年たったら減価償却できて電気代は無料で使えるということで売り込むと団塊世代が飛びつくのだそうだ。
軽の高級車と同じ志向がここにも見ることが出来る。
キーワードは将来が不安。
いまどきの軽から勉強させられた。
さて、我が家はなにをキーワードに車を選定しよう。
やっぱり価格ですか...
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