沸騰都市-NHKスペシャル

昨日から始まったNHKスペシャル「沸騰都市」
第一回はドバイだった。
砂漠に突如出現した近未来都市ドバイ。
石油も枯渇し、主要な産業も無いこの国に世界中の金が集まってる。
ドバイ自体にお金を集める理由などはない。
プライムレートショックの米国の衰退と共に、新興国に溢れたお金が流れ込んでいるのだ。
空前の不動産投資は日本のバブルをはるかに超える。
次々の勧められる開発はすべて投機目的で、完成後に人がそこに住むとは思えない。
ただのマネーゲームである。
かつて先進国と呼ばれる国々が通ってきた道だから、それを批難は出来ない。
むしろ先進国の企業がこぞってそのマネーに群がっている。
いつ誰が貧乏くじを引くのか、必ず終わりのくるゲームに自分だけは大丈夫と思っているらしい。
番組を見て、ただ破滅に向かっている都市開発が虚しく思えた。
建築もまた文化ではなく投機なのだ。
バベルの塔のごとく天を突き刺すブルジュドバイ。
一度は見てみたいが、関わりたくは無い。
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