今年の一級建築士設計製図試験の課題が発表された。
現行試験制度最期の課題となる。
毎年、世情を反映した課題が発表されるが、今年はなんとも取り留めの無い課題である。
まあ、厚労省による「メタボ検診」元年ということでのフィットネスクラブだろうか?
今年のポイントはビジネスホテルの宿泊部門が基準階となる中・高層建築と低層階に設定されるであろうフィットネス部門の階高の差ということになるだろうか?
ビジネスホテルというのが微妙だ。
シングルルームが多数を占めるということで、グリッドもさほど大きなものにはならないし、シティホテルのような宴会場といった大空間もなさそうである。
都市部で電車通勤しているサラリーマンが会社の帰りに立ち寄る健康増進施設で、ビジネスホテル宿泊客も利用できるスパなんかがあるっていう設定でしょうか?
それにしても今回の受講者の何人かは私が2級の設計製図を教え、二級建築士になった人たちだった。
二級建築士から一級までは実務経験が5年必要だから、もう6~7年前に教えた人たちということだ。
いや、私も歳を取りました。
今年の学生は建築士試験においては私の純正の学生ということだ。
みんながんばってね。