水の調達コスト

我が家の飲料水は、妻の実家から7キロほど奥にある湧き水を汲んできている。
三条市が販売する「千年悠水」というミネラルウォーターの原水だ。
この水を飲料や料理、ビール作りに使っているから贅沢である。
40リットルの容器を2つで我が家の1週間を賄っている。
三条の自宅からは30キロくらいだから往復60キロ。
パレットの燃費が14km/ℓだからガソリン4リッターで680円となり、1リットルあたりのコストは8.5円ということになろうか。
まあ、実際のところは毎週通う日帰り温泉「いい湯らてい」のついでだったり、他にもお茶の師匠の分やら、妻の実家の分も汲んで来るのでもっとコストが安い。
 
昨日、ヤフオクで雨水タンクに利用するプラスチック製のドラム缶が届いた。
容量220リッターに雨水を溜め、1回5リッターの水遣りを1日2回、最大20日分の水を備蓄出来る。
この設備に掛かる費用は約1万円。
市販の雨水タンクを利用しようものなら50リッターのタンクでも1万円位するから割安だろう。
でも今現在行っている水道水による水遣りだが、1000リットル158円(0.16円/リットル)と激安である。
今回の設備の元が取れるには62500リッターの雨水を溜め込まないといけない計算だ。
この雨水タンク313本分は気の遠くなる数だ。
いかに水道というインフラが経済的に優れているかと言う実証である。
雨水を経済的に利用するにはもっと大規模にして中水利用しなければならないだろう。
「自給自足の家」では1.5tの水を蓄え、トイレの排水や水遣り、洗車に利用する予定だ。
これでも元が取れるにはしばらくかかるだろう。
雨水利用は純粋に環境問題として取り組まないと採算性はすこぶる悪い。
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