雛飾り

外は一気に真冬に戻ってしまいましたが、昨日の茶道教室では床の間にお雛様が飾られ、ここだけ華やいだ春爛漫でした。
7段飾りの雛飾りを見ると、ああ我家にも女の子が欲しいなって思います。
もちろん男の子だって端午の節句には兜を飾りますが、華やかさでは到底勝てない。
ところでお内裏様とお雛様ですが、以前 村上で行われた「町屋のお人形さま巡り」で聞いたのですが、昔はお内裏様が向かって右で、お雛様が左だったとか。
昨日師匠の家に飾って合ったのはお内裏様が左でお雛様が右でした。
さて、この位置関係は一体どうなっているのかとさっそく調べてみました。
どうやら京都御所が関係するようで、儒教に「天子南面」と言う言葉がありますが、御所より南を向き、日の出る方角(東)を上座、沈む方角(西)を下座としたようです。
よって、京都の左京区はあくまでも御所より南を見た場合の東となり、上を北とした地図では右側になっていますよね。
現在のようにお内裏様が向かって左にきたのは大正天皇即位の際、国際儀礼では右上位ということで皇室がこれに倣い、それ以降、雛飾りも右上位としたようです。
 
ところで古来の日本は左上位で西洋では右上位というのも何故でしょう。
日本の場合は先ほども書きました日の出の方角も起因していますが、どうやら刀と銃の違いという説もあるようです。
刀の場合は左に差しますが、その場合、自分の左側に人を置くと刀を抜く際、抑えられてしまう可能性があります。
ですから左側に立つほうが優位。
一方、銃は右側に差しますから、右側に立つほうが優位とのこと。
 
そういえば最近の大河ドラマって婚礼の席はどうなっていましたっけ?
この前の大河ドラマ「篤姫」の腰入りは?うーん憶えていない。
時代考証はちゃんとやっているでしょうね。
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