21日(火)10時から三条市の地域振興券「ひめさゆり商品券」が発売され、取扱店では概ね30分程度で完売したそうです。
20%プレミアつきで一人5万円まで、家族分購入が可能ということですから、例えば4人家族なら20万円分の商品券を購入し、4万円のプレミアが付くということになります。
今時20%ですからかなりお徳ですね。
但し8月末までの利用期間限定で使わなければただの紙切れになってしまいます。
3億円分発行し、3億6千万円分の商品券が8月までに流通するわけですから、地域の商店にとってはすばらしいことと思います。
ただ、こうして買われた商品も贅沢品に利用する人は少ないだろうし、品数がそろって安いスーパーでの利用も可能ですから、余程頑張らないと個人商店は今までどおり苦戦するでしょう。
結局は売れる売れないは行政の政策ではなく店の魅力だと思うのです。
さて、我家も母親から自分の分を買ってきてくれと頼まれ、実家から夏樹を保育園に送り自宅に戻る途中、三条信金の本店前を通りかかりましたところ8時なのにすでに長蛇の列。
発売は10時からということですから、これから2時間も待つなんてとても出来ない。
自宅の近くにある月岡支店もすでに列が出来ていました。
私は自宅でメールチェックをして10時15分前くらいに行きましたが、販売時間前にしてすでに入り口に完売の張り紙がしてありました。
他所の店を探す元気も無かったので「もう買えなかったよ」と母に電話をして終わりにしましたが、翌日から地元紙で不平不満の投書が始まっています。
買えなかったのは並ばなかったからということですからしょうがないのですが、買えなかった人はやはり不満です。
まあ、平日10時からの販売では一般の人はまず会社を休まない限り無理ですからねぇ。
販売方法には反省点もあるかもしれません。
少なくともプレミア分の6千万は税金ですから、その配分方法は議会でしっかり審議してもらわないと困ります。
ところで今朝の新聞にある地元小売店の広告が出ていました。
「ひめさゆり商品券」優待フェアだそうで、商品券を使った枚数分でさらに5%~15%還元すると書いてあります。
商品券自体が20%プレミアですから最高35%お徳ということになるでしょうか?
大手に消費を持っていかれないように必死で考えたんでしょうね。
しかし、下手だなぁ。
顧客的に見たら商品券を買えなかった人のほうが大多数のはずです。
それに商品券を持っている人はどっちにしても8月末までには放出しなければならない、言わば安定した顧客でもあります。
だったら、「ひめさゆり商品券」持ってる人も持ってない人もご優待フェアとでも銘打って、現金購入者をむしろ還元率を高くしてやればよいのに。
購入できなかった人から反感を買うような広告ってどうかなって思うのは買えなかった者のヒガミでしょうか。