Infinity(∞)という名の自由 Bitcasa

容量無制限のクラウドストレージBitcasa Infinite Driveがベータ版から一般公開されいよいよ商用となりました。
私はずいぶん前から自分のPCのデータはクラウドストレージに預けていました。ディスクトップPC、ノート、スマホ、タブレットと複数の端末を一人で使っている人は多いと思いますが、データがそれぞれに散らばってどれが新しいのかさっぱり判らなくなってしまいます。
使っている端末のOSを選ばないクラウドストレージならデータの保管場所は一つですから、いつでも最新データとなりすこぶる便利。
こうしたクラウドストレージは数多くありますが、無料版は容量が少なく、複数のサービスを併用しているとやっぱり何が何処にあるのかわからなくなってしまう。

やはり快適に使うためには事務所で使っているメインPCに搭載しているHDDの容量をそのまんまバックアップ出来るくらいの余裕は欲しいです。
すると今時だと1TB以上は必要なのでしょうね。

これを有料版のサービスで探してみるとGoogleドライブで1TBで49.99ドル/月、16TBが最大で799.99ドル/月なんて高額になってしまいます。Yahoo!ボックスの場合でも今後提供予定という1TBが最大でプレミアム会員だと300円/月(会費が別途で399円/月)、会員外だと1,000円/月です。Evernoteは保存容量が定められていないが、月あたりの保存量に制限が設けられており、有料版であるプレミアム会員(400円/月)でも月あたり1GB。これだと1年間で12GBしか保存できません。SugarSyncは最大500GBで4,200円/月!

そのほかにもいろいろありますが、Bitcasa の容量無制限で10ドル/月という金額がいかに破格であるかは判ると思います。年契約にすれば99ドルとなり8.25ドル/月と日本円換算でも800円以下(1ドル95円換算)です。

それよりも重要なのはインフィニティ(無限)という名の自由を手に入れることが出来ることではないでしょうか?
今までは限られた記憶容量と増え続けるデータの攻防でした。
HDDに蓄えられたデータが増え、空きスペースが無くなるとPCの動きにも影響が出てきます。
そのためには古いデータをDVDに焼いたり、いらないデータをゴミ箱へ捨てて整理整頓しなければならない。HDDも何年も使っていると不良セクターが増えてきて、その機会にPCの入れ替え。
HDDのファイルは一旦、どこかに移さないといけない。
自前のHDDだと購入費(イニシャルコスト)も電気代(ランニングコスト)だって負担しなければならないし。
記憶容量が有限なのだから、こんなのは当たり前だと思っていました。

それがBitcasa を使うと全然違ってきます。
無限の記憶容量なのですから、ゴミデータだろうがなんだろうがすべてを記憶してしまえば良い。
間違えてゴミ箱に捨てたなんてこともありませんし、検索をかければどんなに昔のデータでも引っ張り出してくることが出来ます。
保存先をBitcasaに指定すれば録画したTV番組だって永久に保存しておけるのです。

10ドル/月についてそんなに「データを保存しなくても良いよ」と言う人が居ると思います。確かにBitcasaでも平均データ容量は25GB/人という設定がビジネスモデルらしい。
でもそれは使い方が正しくないと思います。

これからはゴミ箱は必要ありません。
すべてを一生分保存しても良いのですから。
デジタルの世界ではそれでゴミ屋敷には成りません。
むしろきれいに整理整頓されたディスクトップで快適な作業が出来るでしょう。
必要な書類はBitcasaのディスクを検索すればあっという間に出てきます。

その膨大なデータはWindowsだろうがMacだろうがLinuxだろうが、どのOSから何時でも呼び出すことが出来ます。もちろんiOSでもAndroidでもです。必要なのはInternetに接続されていることだけ。
そして私たちの端末はデータから解放され、HDDにはOSとプログラムだけがあれば良いので買ったときのようにサクサク動いてくれることでしょう。

私たちを有限の世界から無限の世界へ導いてくれるBitcasaはその対価に十分応えてくれると思うのです。
今ならオープニングスペシャルオファーで69ドル/年。
お試し10GB無料版もありますから、とりあえずこちらから登録してみてはいかがでしょう?

ところで、Bitcasa側の記憶容量はあくまでも有限です。
一人25GBの計算なのにみんながそんな使い方をしたらパンクするのではないかという心配をする人も居るかと思います。
しかし、私はそうは思わない。
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略の著者クリス・アンダーソンは「オンラインビジネスのコストはゼロに向かっている」と言っています。
特に記憶容量は年々コストが半減していますから、来年は50GB、次の年は100GBと同じコストで容量は増えていき、ビットあたりのコストは限りなくゼロに向かうでしょう。人間の一生分の記憶容量は有限ですから、きっと全員が一生分記憶させてもビジネスは成立していくのだと思います。

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