今年もなんちゃって初釜

我が家のお正月の行事でここ何年も続いているのが三日の初釜です。
新しい年になって最初にお茶を点てることを祝ってささやかながら食事を食べてお茶を頂きます。
毎回ゲストを迎えるのですが、今年はいつも夏樹に英会話を教えてくれている宣教師さんをお招きしました。
せっかく日本に来ているのですから、少しは日本流のおもてなしをしないとね。
003本来は懐石料理なのでしょうが、あくまでもなんちゃって茶会ですから、初春を祝うにふさわしい料理を妻の手作りでおもてなしです。
新潟でお正月に欠かせない塩引き鮭は昨年私が手作りした五十嵐川の鮭。
おとそは残念ながら戒律で飲めないということでした。

010食事の後は日本の伝統的な遊び「福笑い」に興じ、大いに盛り上がりました。

結局こういう素朴な遊びが一番盛り上がりますよね。

席を改めていよいよお茶の時間になりますが、実は彼ら、お茶も戒律で飲むことが出来ない...

お茶会でお茶を飲めないというのもねぇ。
では飲む側ではなく、点てる側になりますかということで、彼らに真似事をやってもらうことにしました。
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まずは夏樹がお手本を...

一応、市内の教室に月1回くらいのペースで通っていますが、全然でたらめ。

伝言ゲームのように夏樹の手前を真似していきますが、微妙に少しづつ違ってくるのはご愛嬌ですよね。

さすがにこの短い時間で出来るようにはなりませんから、日本の思い出に画像くらいは残しましょうということで。

035シェービングクリームのようにホイップするというのが判りやすかったみたい。

私の着物もツンツルテンでしたが、まぁ画像にすればそれなりに見えないこともない。

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あら、上手に点てたじゃない。

宣教師生活は修行ということで、全然観光らしきことはやっていないということ。

初めて来た日本でのお正月くらいはねぇ。

デジカメの画像はプリントして持たせましたが、日本に来てこんなことやってきましたって話のネタくらいにはなったかな?

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お疲れ様でした。

041ところで、茶会のあと 画像をプリントしている間にお礼にとさりげなくピアノを弾いてくれました。

高校卒業時のプロムパーティで披露したという「タイタニック」のテーマ。

うちのピアノってこんな音出たんだ!
って感動するほどすばらしかった。

子供のころは嫌だったけど、お母さんに無理やり習わされたと言っていましたが、今は感謝しているって。

いやぁ、夏樹にもこんな青年に育ってほしい。

毎年は初釜の日の夕食は録画しておいたウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴きながらというのが我が家のしきたりでしたが、

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思わず、これまた年末に録画しておいた「タイタニック」を見てしまったよ(笑)。

それほどすばらしい演奏でした。

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