家は生産の場である

昨日のNHKクローズアップ現代「90歳が変える未来のテクノロジー」は見られましたか?

90歳前後のお年寄りが働き盛りだった60年代の電力消費量は現代のおよそ1/5~1/3以下。
便利さはなかったものの自然と共生した心豊かな生活が営まれていた。
その暮らし方を聞き取りして、これから必要な最新テクノロジーに組み込めないか という取り組みが紹介されていました。

私がぐぐっときたのは
「かつて家は生産の場であった」
というナレーション。
平面的な都市計画法が施行されて以来、私たちの生活は住む、稼ぐ、買うという行為が分断されて しまいました。
結果として家は寝るだけの場所、単なる消費の場所でしか無くなってしまった。

当事務所の取り組みである「新・森の生活プロジェクト」はまさにこうした現代社会への警鐘でもあります。
私の事務所が造る家はすべて生産の場としての機能も包有しています。

昨年の東日本大震災移行、住むということの価値観について様々な所で変えていくべきであると論じられていますが、現代の危機的な状況は別に大震災から始まっていたのではなく、それによって加速されただけのこと。

当事務所の取り組みの方向性はブレていない事を確認することが出来ました。

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