じわじわと円安に

ユーロ危機もまだまだ安全域には程遠い状況ではありますが、徐々に円が値下がりしはじめましたね。
円高で企業収益が悪化しているなんて報道ばかりだったので、一安心している人は多いのでしょうか?

もともと日本の経済状況を無視した相対的円高でしたが、日本の状況は震災復興も進まず、原発問題、少子高齢化、年金と問題山積。
いつデフォルトしてもおかしくない状況というか、私的には一旦デフォルトして、すべてをリセットしないともうダメなんじゃないかと思うくらいです。
当然、円の価値なんて絶対的に見たら低いはず。

そう思うと円安って怖いです。
ほとんどを海外に頼っている脆弱な経済システムですから、輸入コストが高くなるのは円高よりもキツイのではないでしょうか?

ほとんど円高の恩恵に授かれなかった庶民ですが、円安の影響はすぐ実感できることでしょう。
少子化による労働力の減少や放射能問題で日本からの輸出力なんて円安になったって劇的に回復するとは思えません。
それに大企業はすでにグローバル化を終えており、生産拠点を日本になんておいていない。
大口電力料金の引き上げを考えても、これから国内に拠点を持つメリットといえば、旧態然の交付金付誘致くらいじゃないですか?
こんなことをやっていても国力を浪費するだけ。

僕がお金持ちなら円が80円の今のうちに生活基盤を海外にシフトするでしょう。
ところが残念ながらそこまで財力も無く。

もう地方の商工会レベルで町おこしとか言っている状況は過ぎちゃったかもしれない。
海外脱出出来ない庶民の自己防衛って何なのかを考える時期としては遅くは無いと思いますね。

円の対ドル適正価格は100円までです。
これを超えると、海外旅行では一気に貧乏さを感じますから。
140円/ユーロでヨーロッパを旅したとき の貧乏さは相当なものでした。
今はまだ高い円から投資家がシフトし始めると早いよ。

うちは都市型自給率を高め、いかに円相場から影響を受けずに生活できるかを模索したいと思います。

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