今年は先の水害で田んぼに土砂が入ったところが多く、コンバインが入りません。
コンバインが入らなければ手で刈るしかない。
昨日から人海戦術で刈り取りです。
ところが全然終わらない。
秋とはいえ陽射しはまだまだ強く、熱射病になるのではないかと思いました。
実際に自分で刈り取ってみて、機械化のすごさが身に染みます。
ごらんのように機械が入る田んぼはあっという間に刈り取りが終わってしまう。
機械が全てをやってくれる訳でもありません。
田んぼの隅のほうはやはり人間が刈り取らないといけない。
今年から夏樹にも鎌を持たせて、刈り取りの手伝いをさせました。
こうして生産の過程に加わることで、食に対する意識が高まってくれると良いのですが。
さて、水害も大変でしたが、今年は放射能の問題が気になってしょうがない。
収穫した米はきちんと検査するということなので、そこは専門機関による調査待ちとなりますが、空間線量が高ければ当然汚染の可能性は高まります。
先日入手したガイガーカウンターを持って、下田の各地を計測して回りました。
下田地区は福島から山一つですから、直線距離的には大変近いです。
また、上空を通過して新潟平野に来た放射能雲も海風に乗って下田の谷間に放射性物質を落としていくかもしれない。
刈羽原発が事故を起こしたときには間違いなく飯館村のようになる地形です。
妻の実家ですから、もし高かったらどうしようという心配が事故以来付きまとっていました。
結果としてはむしろ我が家周辺よりも低い。
素人による計測なので、あくまでも参考値ですが、どうも福島から山越えして放射能は飛来していないようですね。
また、平野部からも回り込んできていない様子。
気になるのはむしろ三条市街地周辺のほうが高いということです。
まぁ、高いといってもジタバタするような数値の高さではないのですが、どうも山を背にした新潟平野の端のほうに塵が落ちている?
この辺はもう少し周辺調査をしてみたいところですね。