みんなでつくる放射線量マップ

新潟県は毎時、県内の空間放射線量を公表してくれていますが、どうも低めに出ている感じがしてなりません。
空間線量はガンマ線を測定しますが、それ以外は外部被曝しても皮膚表面で止まってしまうから。
他にもベータ線がありますが、ベータ線は飛距離も短いのにエネルギーは大きい。
ベータ線も測定してしまうガイガーカウンターでは数値が大きくぶれてしまいます。
だから外部被曝には余り影響が無いのに数値を大きく出してしまうベータ線はアルミなどで遮断してガンマ線だけを測定しましょうというのが空間線量測定の考え方。

しかしながら外部被曝も怖いですが、もっと怖いのは内部被曝です。
そして内部被曝で怖いのはエネルギーの大きなベータ線。
私たちが知りたいのは地上10mのモニタリングポストで測定したガンマ線ではなく、子供達が日常行きかう近所の放射能ではないでしょうか。

今回購入したロシア製のガイガーカウンター、SOEKS-01M Ecotester はベータ線もガンマ線も拾う線量計です。
正しいガンマ線の測定方法としては3~4㎜のアルミ板で測定部を覆うとあります。
でも個人が使う分には正確な数値がわかると言うことよりも、むしろ子供達が遊び呼吸する場所がどういう状況にあるかを知ることが重要です。
確かにベータ線も拾ってしまうので、出てくる数値は高めで、時折とんでもない数値とアラームがなりますが、これはベータ線が出ている証拠。
つまり近くに放射能物質があるということでもあります。
そいういう場所がどこにあるのかを探したいという欲求は十分満たしてくれます。
あくまでもデータどりが目的ではなく、危険の目安にしたいということです。

さて、せっかく測定を始めたことですし、同じような問題意識を持つ人も国内には何人も居るようです。
そうした人々がデータを持ち寄って作っているサイトがあります。

みんなでつくる放射線量マップ」がそれ。

大学の研究の為ということではありませんので登録されている測定器もプロ使用から素人向けまで様々ですし、私のようにベータもガンマも合わせて計測している人も居ますから、そのつもりでご覧になる必要があります。
私もこの度、登録しましたので、近隣のデータを不定期ながらアップしていきたいと思います。
よろしければ、ご参考にして頂けたらと思います。

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