名前をなくした女神

福島第一原子力発電所事故以来すっかりTV報道に絶望し、最近はほとんど見ていませんでした。
見てもNHKのニュースか夏樹と付き合って教育テレビ。
ましてやドラマなんて...

今週火曜日9時から始まったフジテレビのドラマ「名前をなくした女神」ですが、妻が録画していて、昨晩二人で寝る前に見ました。
どんなドラマなのか、全然わからずに付き合ったのですが、なかなか面白い。
「ようこそママ友地獄へ」
という副題が示すとおり、幼稚園のママ友たちの過酷(?)な付き合いを描いた社会派ドラマです。
名前をなくした女神って何のこと?と思っていましたが、確かに子どもが保育園に通っていた頃、私も名前を無くしていました。
○○ちゃんママ、パパと呼ばれるのは当初違和感を感じていましたが、慣れというのは恐ろしい。
次第に自分もその世界に染まっていた。
妻が勤め人、私が自営という関係で保育園もかなり私自身が顔を出しており、まぁ男は蚊帳の外ということで、ほとんどママ友という世界には関わりはありません。
妻もお呼びが掛かることも無く、たまに息子の送迎で一緒になるママたちと言葉を交わす程度だったのは幸せだった?
パパ友は太鼓やったり飲んだりで男の世界は単純でした。
今週末も先日の太鼓の打ち上げで飲んでくる。
それにしてもやはりお互いを呼び合う○○パパは異様。
卒園もしたことだし、次回は○○さんとお呼びすることにしよう。

ドラマのほうはストーリー的にもかなり過剰な演出がされていますが、妻に言わせれば大なり小なりあるだろうとのこと。
特に都市部では進学の選択肢もあり、皆通る問題なのでしょう。
我が家も結果としてギリギリにお受験を決めましたから、ほかのママたちからはどんな風に見られているのか判りませんね。
杏が演じる秋山侑子は共働きで子育てをしていたおそらく大多数を代表するママ役。それに対しカリスマ主婦読者モデルのセレブママ・本宮レイナを演じる木村佳乃他のママ友が対立軸としてあり、その中での揺らぎがこれから演じられていくのでしょう。

演出としては秋山裕子に視聴者は共感をおぼえるようになるのでしょうが、子どもの将来を考えるママたちの気持ちも良く判る。
子どもは伸び伸びと元気に育ってくれれば良いというのは第一義的にはそうですが、それだけではないだろうとは私も考えましたからね。
「子どもは親を選べない」「ただ野放しなだけじゃない」
うーん、きっとキャスティングを変えたらまた違った感じで受け取るんだろうなと思える台詞がバンバン出てきます。
久しぶりに面白いね。
これからの展開が楽しみですが、陳腐なエンディングにならないことを願います。
日テレの以前放映されたドラマ「アイシテル~海容~」に近いなぁ。
こちらはやはりどっちつかずの中途半端な感じになってしまった。

久しぶりに面白そうな番組が始まって、これからが楽しみです。
初回視聴率9.5%は案外低くてびっくり。
まぁうちも早寝、日の出と共に起きる運動ですからリアルタイムには見てないけどねぇ。

さて、いよいよ夏樹も小学校生活が始まりましたが、私もPTAの役員になってしまいました。
昨日も会議がありましたが、ほとんどが附属幼稚園からつながるママ友たちのご様子。
名前は無くさないように頑張ります。
ベクトルは子どもの教育環境の向上に皆さん向いているでしょうからね。

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