香港・澳門 3日目 夕食

一旦ホテルに戻り、再びB級グルメの街へくりだす。
自分の食べたいものを伝えることが出来ないのが辛い。
昨日、夕食を食べていたら鳥のローストが運ばれていった。
北京ダックの小さい感じだが、なかなか食をそそられた。
今日はそれを食べてやろうと心に決める。
鳥は入り口にぶら下げられているので、入るときにこれを料理してくれと言えば何とかなるだろう。
ということで昨日と同じ店に行く。
でも昨日はどう考えても安すぎるので、今日はその分ぼったくられるんじゃない?
妻は心配するが、それでも精々五千円くらいでしょ。
店の前に来たら、店のオヤジが私達を見つけ、さあおいでと呼び寄せる。
ねぇこれ食べたいと日本語でオヤジに言うと、何やら怪訝な顔。
ともかくテーブルについたら、今日も青島ビールか?と持ってきてくれた。
しばらくすると店の外から人を呼んできたので何事かと思ったら、片言の日本語で「日本人はこれあまり食べないけど本当に食べるのか?」と話しかけてくる。
日本語上手いねぇと言うと、昔 九州のバイク工場で働いていたそうだ。
今はここでちいさな店を持っているんだそうだ。
わざわざ通訳してくれと頼みに行ったらしい。
昨日と違い、とてもフレンドリーな店内。居心地が良い。
で、この鳥は何なの?と聞くと、うーん日本語が出てこない。
とにかく日本人はまず食べないとのこと。
それより海鮮しゃぶしゃぶとかのほうが良いんじゃない?
大丈夫、昨日から食べたかったから食べるよとオーダー。
しばらくしたらオヤジが来て、ちょっと厨房に来いと手招きした。
この鳥を調理するんだなと再び聞くから、そうとう日本人向けじゃないらしい。
どんな料理を作る気?とこちらも日本語で話しかけると、店の女の子がメニューを持ってきて、これと差し出す。
何だ日本語のメニューあるんじゃん!
鳥は違うけど、これと指差した日本語はローストチキンと書いてある。
そうそう、問題ない。
一体、この鳥って何よ?
アヒルにはちょっと小さいし、すずめほど小さくない。
出てきたのがこれ。
顔までしっかりついて来てちょっとグロテスクだが、確かに昨日食べたかったのがこれ。
OKとサインして食べたら、これがまた旨い。
肉はあんまりだけど、皮がちょうど北京ダックそのもの。
帰ってきて調べたら、この鳥、どうやら鳩らしい。
まあ、確かに日本人は食べないか。
でも全然問題なく美味しかったけどねぇ。
他にも4品ほど頼んで、最後の夜を堪能。
さてお会計はというとやっぱり180香港ドル(2340円)いかない。
昨日よりは食べて飲んだけどなぁ?
店の人たちに手を振られて店を出た。
本当に住みやすい街だ。
最後にオヤジさんと記念写真。
夏樹も香港の旅、楽しめたかな?
こうして最後の夜を終えた。
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