あれから16年

16年前の今日、阪神淡路大震災が起きました。
私はちょうど東京に出張中で、TVに映る惨状を食い入るように見ていたのを思い出します。
16年前といえば、私の自宅(事務所)を建てた年でもありますし、一級建築士を取得し、設計事務所を立ち上げたのもこの年。
いろいろ思い入れのある年でした。

大変だと思いつつも、どこか遠くの出来事のような気がしていたのも事実。

ところがそれから10年して新潟県も立て続けに自然の脅威に晒されます。
6年前の7.13水害では我が家も1階が水没。
その年の秋には中越地震、そして翌年にはまさかの中越沖地震。
幸い、地震による被害はありませんでしたが、自然災害がリアルなものとして意識しました。

災害の教訓をしっかり学びとらないといけません。
それらが風化しないようにきちんと伝えていくことが重要。
多くの被害者を出した阪神淡路大震災も現在は資料館位でしかその様子を伺いしることは出来ません。
我が家が被災した7.13水害でさえ、辺りは戦争でも起きたのかという様相でしたが、夏樹はその後に生まれたので、水害の記憶は無いんですよね。

私の設計の中にパニックルームが出来たのもあの災害以来ですし、備蓄を始めたのもこの頃から。
住宅メーカーのように顧客に恐怖を植え付ける必要は無いと思いますが、さりげなく家族を守る為の仕掛けはこれからも作り続けていきたいと思います。

備蓄した水や食料を放出するように、年に一回か二回程度のお家deキャンプみたいな遊びをやっても、いざと言う時の確認になると思いますよ。

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