高いか、安いか

昨日、夏樹のランドセルを買いに出かけました。
昨年末にお互いの両親から進学のお祝いとしてお金を頂いていたのですが、まだまだ先とたかをくくっていたのです。
まずは地元のカバン屋さん いとう屋さんへ。
ここは田舎にしてはかなりしっかりした知識と品揃えをしている専門店です。
ところがもう品数が無い。
ランドセルって初売りが最終販売位なんだそうです。
そういえば、あれだけ流れていたTVCMもめっきり減りましたね。
売れ筋の人気色はほとんど無い状態で、残っているのは色が気に入らない売れ筋と低価格帯の商品。そして倍近い値段の本革制高級品。
低価格帯のランドセルってダンボール紙を心材にビニールコーティングしてあるだけの特売用で見るからに貧相です。
しかも星だのハートだの変な模様が細工されてる。
安いTシャツに何故か要らないワンポイントが付いているみたいな感じ。
一方、革製のランドセルは重いけど質感はありますねぇ。
無駄な装飾が無く、それが品格を出している。
本物の鞄ですよね。
でも...高い。
マジ、倍以上しますから。

ランドセルと言えばイオンの宣伝で煽られたA4ファイル問題。
これが入るか入らないかで熾烈な戦いなのだそうです。
店員の説明によると、基本的にB5の教科書、A4の副教材はどのランドセルでも入りますとのこと。学校からのお知らせを持ち帰るためにファイルを使うとクリアファイルが入る入らないという事になるらしいのです。
うちは夏樹が初めての小学校入学なので、学校の実際の状況は分かりません。
ただ、お知らせの紙程度ならどうやっても持って来れそうですね。

とは言うものの、その気になるイオンもちょっと覗いて見ようということで一旦店を出てジャスコへ向かいます。
ジャスコも最終販売状態で人気色はすでに売り切れ状態。
しかも手に取ると作りが安っぽい。
いかにも値段に比例した感じで、とても6年間を耐えそうに思えませんでした。
これだったら天使の羽とかフィットちゃんの方がやっぱり専門メーカーだけにしっかり出来ている。

で、また いとう屋に戻ることに。
先ほどの店員は見当たらず、今度は社長が対応。
やっぱり押しが強いわ。
ランドセルを開いたときの安いのと高いのの違いだとか、縫製がどうだとか、豊富な知識を余すところなくぶつけてきます。
極めつけは夏樹に背負わせてみる。
ああ、小学校に本当に進学するんだ...って感動が湧いてきますね。
小さいうちから本物を...
この辺のフレーズ弱いです。
だって、私が日頃クライアントに語っているそのままですから。
あと、色も良いのね。
黒は当たり前過ぎるけど、あんまり派手なのはねぇと思っていると、濃いブラウンのまた品のあるランドセルを出してくる。

で、結局買いました。
一番高いやつ。
元々原資は親からの祝い金ですからね。
棚を見ると最終販売で1万円引きとか1割引と書いてあるから、これも安くなるのと聞くと、これはもうじゅうぶんおべんきょうしてあるのでお引き出来ないんですだって。
十分高いと思うけど。

私にとっては聞いたことも無い(TVCMも流していない)メーカーなのに高い!(自分でお金を出した訳ではありませんが)
どんなメーカーなんだ?とネットで調べてみました。

大峡製鞄(おおばせいほう)

ここ、ランドセルの老舗なんだ。
もともとランドセルって学習院の学童達のために作られた鞄で、それを作ったのが大峡製鞄。
現在も宮内庁御用達の鞄職人で学習院初等科のランドセルはここが仕上げている。
いとう屋さんの言うとおり、本物ですねぇ。

まぁ6年間使う鞄だしね。
お互いの両親に感謝しつつ、小さいうちから本物を身につけさせて頂くことにします。

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