1日は何で24時間で、1時間は60分?

夏樹に時計の読み方を偉そうに講釈した割に、では何故1日が24時間で1時間が60分なのかを説明できるかと自問すると答えられない。
普段、数は10進法で数えているのに時間は12進法、60進法。
夏樹にはきっとこれが理解出来ないのかも知れませんね。
私だって解らないのをそういうもんだと取り繕っている。
これじゃぁ人を教育できません。

解らない事は恥ではないが、それを放置する事は恥

そこでちょっと調べてみました。
時間の定義が作られたのは今から4千年以上も昔のメソポタミア。
バビロニア人は月の満ち欠けが30日周期であること、それを12回繰り返すと同じ季節がやってくるということを発見したのだそうです。
同じ季節がやってくる、つまり1年は30日×12回(月)≒360日。
そこで12回で単位が一つ上がる12進法という数の数え方が生まれる。
1日は日の出から日の入りの倍の時間。
これも昼、夜の繰り返しを12の繰り返しとすると1日が24時間になった。

ちなみに日本では1日を12の繰り返しとして時間を数えていたので、江戸時代までは一刻(いっとき)は今の時間でいう2時間だったそうです。

360という数字は円の全周角でもありますが、これも太陽が地球を一周する(つまり一年)から定義づけられております。
ところでこの360という数字は60×60でもある。
60という数字は1分の秒数であり、1時間の分数ですが、360を区切るにはとてもわかりやすい数字です。
そこで60秒を60回繰り返すと1時間それを24時間繰り返すと1日としたとのこと。
円で時間を考える時計の概念からするとこの12進法、60進法が360度という円の全周角を割り易い区切り方というわけ。

ナポレオン時代のフランスでは10進法の時計も作られたりしたらしいけど、その作りにくさや使いにくさから結局従来の時計に戻ったのだとか。

なるほどねという感じですが、この時間の概念を保育園児に伝えるにはどうしたものか…

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