神田で呑んだくれて想う

昨日はUIA東京大会の会議を終え、友人と神田で待合せて一ぱい引っ掛けてきました。
神田は私が最初に勤めた会社があった場所。
毎日のように先輩から連れられガード下の立ち飲みへ行きましたっけ?
会社から神田駅へダイレクトに帰った記憶が無いなぁ。
そんな懐かしさもあって神田待合せなのですが、街の様相も変わりましたね。
昔は何時までもダラダラ呑んでいると、さっさと帰れと待っているお客に席を譲るように促されるようなオヤジ独りが焼き鳥焼いているような店が多かったけど、今回は見かけませんでした。そりゃそうだ。もう25年以上昔の記憶だもん。
その代わり、キャバクラの呼び込みが多い事。
これって全国的な状況ですか?
新潟の古町も、三条の本寺小路なんかも昔の風情は薄れ、ど派手なキャバ嬢の写真がでかでかと貼られてる。
結局、どれを頼んでも280円という激安酒場に入りました。
それはそれで安くは飲めたんだけど、何だろう、その味気なさ。
居酒屋のチェーン店に入ったようなものですから、ここが神田かどうかはあまり関係が無い。
これなら先日連れて行ってもらった新大久保のコリアンタウンの方が面白かったかな?

まぁ、まもなく50男の愚痴ですけどね。
若いサラリーマン諸君にとっては今の街並みが間違いなく神田なのでしょうから。
街が街らしさを持つ要素ってなんだろう?
その一方で、巷では作られたB級グルメで街おこしを一生懸命やってる。

確実なのは私の記憶している街は三条にも新潟にも東京にも無くなりつつあるということ。

20年ほど前に建築士会の全国大会で私が関東甲信越代表として論じたテーマが「家の記憶・街の記憶」。
今でも当事務所のテーマですが、この先、日本の街並みはどうなってしまうのでしょう?
観光立国を政府は進めているようですが、現実は逆行していますね。
独特な進化を遂げているのは唯一、お隣の秋葉原だけかもね。

カテゴリー: つぶやき, 建築 パーマリンク

神田で呑んだくれて想う への1件のフィードバック

  1. tomsworks のコメント:

    いつもブログ楽しみにしています。tomsworksと申します。

    この度、当社運営のブログランキングサイトを開設いたしましたので、
    ランキングにご参加いただければと思いコメントを送らせていただきました。

    「住まいるブログランキング」
    (住まいるブログランキングで検索すると上位表示されています。) 

    サイト開設から約5か月、登録ブログ数は600件を越え
    多くのご参加をいただいております。

    どうぞよろしくお願いいたします。

コメントを残す