100%を目指さない

日本人の良いところでもあり悪いところでもあるのが完ぺき主義。
建築の世界でもジャパンクォリティというのがあって、やたら均一性を重んじます。
しかし、所詮は自然物を多く利用して建てられますから、均一性にも限界があるのは当たり前。
無垢の框ドアも無垢故に塗装のノリも全て違って当たり前なのですが、これがクレームにされてしまう事もあるそうです。
メーカーとしてはクレームは回避したいということでだったら天然木に塗装ではなく、プリント合板を使用したほうが良い。
結果としてプリント合板のドアのオンパレードとなります。
日本の家ってなんだかペラペラした感じがするのは、たぶんこうした均一性が故のプリント系工業製品の多用から来るのではないでしょうか?
今作っている我が家の自ビールなんかもそうだけど、作るたんびに違う味。
でもそれが楽しい。
市販のビールってそういう意味では何だかつまらないというか、いかにも工業製品的な薄っぺらな感じがしてしまいます。
これも多分一緒でしょう。
「新・森の生活」的に言うと、自分で100%することを求めてはいけない。
自分の出来るところは自分で、それも自分なりのクォリティ。
それが愛着が湧く秘訣。
どうしても出来そうに無い事は、素直に任せれば良いのです。
何から始めても良いけど、とりあえずは何かを自分で作ってみる。
そこから「新・森の生活」が始まります。
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