売り出し

今日から隣の家の売り出しだ。
実は2年前の水害以降、隣の家は空き家になっていた。
子供も4人もいて親夫婦と若夫婦 計8人の大所帯だったが、家自体は35坪程度でいったいどうやって住んでいたのだろうと思っていたが、水害後の処理もひと段落し、ようやく回りを見る余裕が出来たころ、隣の家がいつも暗いのに気が付いた。
いつ引越ししたのかもわからない。もちろん挨拶も無かった。
7月の水害から2ヶ月、ちょうど今頃気が付いたわけだ。
水害の傷跡は激しく、家の補修は結構な負担だった。
保険で補填されるケースはめずらしく、我が家は見舞金程度だった。
隣は大家族だったが稼いでいたのは2人くらいだったろうからきっと家を補修する事ができなかったのだろう。
いつの間にか家財が運び出され、カーテンも外されたその家を覗くと補修した様子は無く、ただ表面をふき取っただけ。畳はカビだらけになっていた。
それから2年、今年の初夏のころ、競売に出された。
入札最低価格は600万円程度だ。
購入時の土地代にもならない。
隣はどこかの工務店が落札したらしく、夏に入って補修工事が始まった。
外壁も塗りなおされ、ちょっとこぎれいになった隣家は今日から売り出される。
いったいどんな人に買われるのか?
隣に住んでいる私としては興味しんしんだ。
出来たら人間性の良い人がありがたい。
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