政治家離れ

宮崎県知事選でタレントの「そのまんま東」が当選した。
東氏がどういう政治的力量を発揮できるのかはまったく不透明で、宮崎県民も大胆な選択をしたものだ。
当然 自民党や民主・社民などからも立候補者は立てられたが圧倒的な票差で敗北してしまった。
多分、自民党が2人の候補を出して票を分散化してしまったのが最も大きな失敗だろうが、出口調査では自民党支持層も1/3は東氏に入れたらしい。
 
国民の政治への無関心が問題になっているが、なぜ政治に無関心なのかと言えば結局国民の民意がなんら政治に反映されないからだ。
国民の声を反映させる役目の政治家が行っている事はただ選挙だけだ。
議会を空転させ、官僚の管理も出来ず、ただ次の選挙対策に翻弄する。
政治家と呼ばれる職業の「職」というのは選挙に勝つ事であって、決して良い政治を行う事ではない。
まあ、誰の目にもそう映ってしょうがないだろう。
 
今回の宮崎県知事選にしても前職の汚職での出直し選だ。
もう官僚や職業政治家は飽き飽きした。
宮崎県民の政治家離れである。
 
国政もしかり、こんな状態が続いていけば「政治家」「官僚」という職業がむしろマイナスになる時代がやってくるだろう。
彼らに職能が無いのだからしょうがない。
だからといってまったくの素人に政治を委ねる事はもっと怖い。
政治家の皆さんはちゃんと政治家としての職能を身につけてください。
国民はその職能をしっかり監視し評価して票を入れなければならない。
政治家離れと知名度で舵取りを選んだ宮崎県がどうなるのか注目である。
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