我が家で茶の湯

先週末は訃報続きだった。
東京出張中に友人の義父も亡くなったと知らせを受けた。
こういう知らせは続くものだ。
東京では国立新美術館を見てきた。
まあ、はっきり言ってファサードだけの建物だ。黒川紀章はもともと好きな建築家ではないが、今回のは特にひどい。
過去の作品の寄せ集めを建物の前面に配置しただけだ。
仕上げも良くない。
その辺のインスタント公共建築そのものだった。
建物自体に力が無いと周辺の活性化にはなりそうもない。
さて、気を取り直して新しい週が始まった。
昨日は我が家に茶の師匠が来てくれた。
我が家の和室でも茶の練習が出来るように、私の家の僅かな茶道具での手前を示してくれたのだ。
師匠は来るなり「掃除機を貸してください。」とおっしゃった。
私も夏樹を保育園に送った後、ほうきで軽く掃いたつもりだったのだが、掃除は行き届いていなかったようだ。
今回は抹茶を濾器にかけてナツメに入れるところも見せていただいた。
2時間の稽古のうち1時間弱をこうして使ってしまった。
つまり、毎週私たちが10時にお邪魔する前の1時間は師匠もこうして向かえる準備をしているということだ。
茶の湯はもてなしの気持ちが重要である。
改めて実感した。
やはり自宅でやるとわかりやすい。
さっそく妻に帰りにお菓子を買ってくるようにメールした。
帰ってきた妻と夏樹を和室に座らせ、おさらいがてら茶を点てた。
「ずいぶんかたちになったじゃない。」とお褒めの言葉を頂き、家で茶を点てる歓びを見出す事ができた。
これで毎週末の朝の行事が出来た。
どんどんのめり込みそうだ。
カテゴリー: つぶやき, 子育て パーマリンク

コメントを残す