Victor JAZZ CAFE

ネットサーフィンしていてＪａｚｚのサイトにたどり着いた。

Victor JAZZ CAFEである。

Jazzといえばまだ若き20代の頃、少しのめり込んだことがある。
新潟市内も数件のジャズ喫茶があった。
クリスマスイブの夜、「スワン」というジャズ喫茶でミニライブをやっていた。
当時は彼女も居なかったので一人寂しくカウンターで聴いていたのだが、女性シンガーのソウルフルな歌声が心に滲みた。
彼女が歌い終わると空いていた私の隣の椅子に座りマスターと話し始めた。
まだ歌い終えたばかりの熱気が大人の色気とともに伝わってきてドキドキした。
店は馴染みの客ばかりらしく、マスターは「○○さん、一曲お願いしますよ。」と声をかける。
かけられた人は「今日は聴きに来ただけだから。」と言うが、足元にはしっかりトランペットらしきハードケースが置いてあった。
店はその夜、なんともいえない一体感で過ぎていった。

それから何年かして斑尾高原でニューポートジャズフェスティバルが始まった。
私もさっそく足を運んだのだが、開催前にみやげ物屋をぶらついてトイレに入ったらものすごい大男が隣に立った。
今は亡きデイジーガレスビーである。
びっくりして顔をみると、「ヘイボーイ」って感じでニヤッと笑いかけた。

あれから２０年、すっかりJazzにはご無沙汰していたが、このサイトで久しぶりに触れて、また聴き直そうかなと思った。