Co2バンク

二酸化炭素量削減の現実的な仕掛けとしてCo2バンクと言うのがヨーロッパで展開している。
これは企業に一定のCo2削減を義務付け、それを達成できた企業は基準以上の達成量を達成できない企業に売買出来るというものだ。
なかなかCo2削減が出来ない企業はその代償を払うことで達成したとされ、結果、全体的な削減基準を達成させる。
環境問題がしっかりと経済のシステムに組み込まれており、市場も形成されている。
日本のように精神論ではなく、環境を考えることが現実の利益に結びつくのである。
日本にもいろいろなところでCo2バンクを考えようと言う動きはあるが、思うように回転していない。
そんな中、京都府が行政として初めて「京都Co2削減バンク」を来年度から始めることになった。
企業のCo2削減はかなりのレベルに達しているが、反対に家庭が出すCo2はむしろ増えているのが現実である。
家庭におけるCo2削減は今後重要な課題だが、それを1kg削減すると5円で引き取るというのだ。
一般家庭で平均年間4トンのCo2を排出し、その1割を削減できれば2千円分のポイントが発行される。
このポイントは近所の商店街で利用できる仕組みだ。
地域通貨とCo2バンクをうまく組み合わせたこの取組みは最近の行政施策としてはかなりいけるのではないだろうか?
ぜひ、各市町村でも取り組んで欲しい。
ちなみに私が提唱する自給自足の家なら年間2万円のキャッシュバックが期待できる。
エコがちゃんと還元されるシステムは重要である。
カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す