3月決算でどの会社も売り上げの最終追い込みらしい。
うちに出入りする若い営業マンたちもノルマの達成で四苦八苦しているようだ。
駆け込み寺ではないけれどうちに来て、誰か紹介してくださいと頼み込む。
おかげで一昨日はホームセキュリティや火災報知機、昨日は携帯電話の営業マンをやらされた。
若い営業は訪問先を探すだけで苦労する。
こちらは遊びに行くところだけは豊富だから、しょうがない、彼らを連れて営業のサポートをしてやった。
営業もポイントをきちんと伝えられないから、脇で聞いていてイライラする。
結局、私が売り込みをする羽目になる。
一体なに屋さんだね、とおちょくられながらノルマの達成を手伝ってやった。
直接的な見返りは期待できないが、いずれは恩を返してくれるだろう。
まあ、うちに来ている営業マン同士で売り合えばギブアンドテイクでそこそこ商売になるんだけどね。
営業は自分の商品を売るだけではなかなか伸びない。商品を売るより自分を売り、いろんな業種とのつながりを持ったほうが良い。
若い営業マン同士の付き合いでも10年たてばお互いそこそこの役職になっているものだ。
私自身振り返ってもそうして20代から30代に出会った仲間は、今は社長、部長、課長くらいにはなっている。
そんなもんだよと教えてくれたのは私がまだペーペーの頃に出会ったオヤジ(先輩とも言う)たちだ。
今、自分は彼らにとってそういうオヤジになっているのだなぁと思うと時間の流れを感じる。