嫁にやる父親の気分

「自給自足の家」がいよいよ完成に近づいてきました。
外構も池のコンクリート打ちが終わり、型枠が外れたらいよいよカーポート工事で外観は最終形になります。
来週にはシンボルツリーの5mの大きな桜の株立ちも植える予定。
内装はと言うと造り付け家具の取り付けが終われば、壁を塗って、床仕上げ、設備機器を設置したら終わりと言う状態。
来月中旬にはオープンハウスの予定です。
私は自分のデザインした家は全て好きですが、引き渡す前の家が一番愛おしい。
まさに間もなく嫁入りする我が娘を見るような気持ちで現場に立ちます。
ここまで育ってくれてうれしい反面、自分の手元から間もなく離れていってしまう。
別れの時間が見えてくると、一層そんな気持ちが強まるものです。
一方、クライアントは漸く見えてきた自邸に、逸る気持ちが抑えられない様子。
新しく始まる生活を、現場内を歩きながら一生懸命シュミレーションしているようでした。
 
建築家とクライアント
嫁の父親と受け入れる家族の関係みたいな感じなのかもしれません。
 
 
建築を担当してくれている杢昌の阿部君から、オープンハウスのチラシに入れる完成イラストが届きました。
まだ若干の修正はありますが、とりあえず。
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