平日のオープンハウスは静か...と思いきや、近所の子供たちが遊びに来てなかなか騒がしいです。
開放的な造りに包み込むような暖かさが心地よいのでしょう。
まるで我家のように遊んでいきます。
クライアントが住んでからも彼らは通ってくるのでしょうね。
子供たちの相手は阿部君に任せ、私は1階の寝室へ避難しました。
1階は木工家市川君の個展を開催しており、寝室には机と椅子がディスプレイしてあります。
2階から見える風景は空と田園と弥彦山そして夕日。
新潟県の象徴的な風景をパノラマで眺めることが出来ます。
一方1階はというとシンボルツリーの桜の木と玉竜によるグランドカバー、雨水が溜まる池には造園家渡部氏による苔球が浮かんでおり、それを中心に回廊のようにカーポートと住宅が取り囲んでいます。
寝室に置かれた机と椅子からはそうしたシンプルな庭を挟んでカーポートが見え、ディスプレイ用に乗ってきたコンパーチブルのコペンが停まっていて、こちらはちょっと都会的な雰囲気。
開放的ですが外部の喧騒から遮断され、子供たちの攻撃も無くとても落ち着きました。
事務所からモバイルPCを持ち込んで原稿を書きましたが、とても気持ちが良い空間です。
オフィスとしては最高ではないでしょうか?
1階は居住スペースとして設計されていますが、子供たちはやがて成長し、家を出て行くことでしょう。
そうしたら夫婦の寝室を子供部屋に移し、この寝室を書斎にしたら良いでしょう。
私がこの家に住んだら間違いなくオフィスにすると思います。
落ち着いていますし、来客へのアピールも十分出来る。
一番道路側ですから、専用のエントランスも設置可能。
ああ、こんなオフィスが欲しいです。