物欲

4歳の夏樹もいよいよ物欲が出てきたようで、夜宮の屋台には欲しいものだらけ。
金魚すくいやボールすくい、おもちゃ、わた飴、お面と夏樹の心を刺激します。
去年までは淡白で、金魚すくいくらいで喜んでいたんですけどね。
TVの戦隊物にハマッテ以来、CMの虜になってしまいました。
まあ、誰しも通る道なんですが、どこで与えて、どこで抑制するかを親として悩みます。
昨日も真っ先に見つけたのが金魚すくいですが、これは毎年やっているので今年も遊びました。
ところがその後、興味のそそられた店に立ち止まって動かない。
肩車をしてやろうかと言っても、自分で歩くと言い、かたくなに拒みます。
もう夏樹にとってはおもちゃばこをひっくり返した状態なのでしょう。
ようやく境内に入り、お参りを済ませた後、夏樹のフラストレーションは最高潮に達していました。
「夏樹のお願いをひとつだけ聞いてあげるから、一通り見て、欲しいのを決めなさい。」
夏樹はしばらく思案したあと、つつつつっーとおもちゃ屋の前に立ち、光る刀が欲しいと言いました。
幾らと聞くと1,500円!
やられたーと思いましたが、約束した手前買わないわけに行きません。
どうしようかと悩んでいると店のにいちゃんが電池の入っていないのなら千円でいいよと言います。
どうせすぐ飽きるのだからこっちでいいやと光らないので嫌がる夏樹を諭し、買ってやりました。
ポッポ焼きを実家に届け、家に戻って電池を入れると...
光らない!
電池の入れ方が悪いのかといろいろやってみたけど駄目。
所詮、的屋ですからね。
信用してはいけない。
やはりきちんとその段階で光っていないものはそれなりの理由があるって事ね。
勉強になりました。
自分の事は棚に上げ、
「お祭りでおもちゃを買うと、高いし壊れているから、今度は我慢してちゃんとしたお店で買おうね。」
と夏樹に言っても説得力ないですね。
だって夏樹にとっては買ってもらえるときに買ってもらわないと次は無いってことしっかり判っているからね。
さて今日は本宮 大名行列が行われます。
午後から大名行列が始まり、夕暮れ近くに舞い込みです。
舞い込みは幼児を肩車した親が境内をぐるぐる回るという、子供の成長を願う行事ですが、こちらは我家は卒業。
市内の企業は休みが多いですが、我家は妻が仕事なので一応 夏樹は保育園へ。
今日は保育園も4時あがりなので、4時きっかりに迎えに行ってそのまま大通りに出て大名行列を見てきましょう。
午後からは天気も回復すると言うので、夏樹と一緒に天狗さまを見てきます。
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