金・銀、大盤振る舞い過ぎない?

昨日、夏樹が学校から賞状を持って帰りました。
「何?」
って聞くと、
「書き初め大会かなぁ?」
と答えます。
「何の賞状 か判らないんだ?」
と言えば、
「だって、帰りの会で渡されただけだもの。」
だそうです。

家に戻り、丸めてあった賞状を広げてみました。

どちらも新潟県書道教育研究会の書き初め大会の賞状で、毛筆の部は「金賞」、硬筆の部は「銀賞」。

「すごいじゃん!」

と褒めてやったら嬉しそうな顔をした夏樹ですが、学校では金賞の上の「特選」とか「特別賞」を貰わないと表彰してもらえないんだそうです。

せめてクラスの中で讃えてあげれば良さそうですが、提出したほとんどの生徒が賞状を貰っていたからとのこと。

私の頃は「金賞」なんて取ろうものなら赤飯ものでしたがねぇ。

もちろん、その日は夏樹の好きな食べ物でお祝いしてやりました。

新潟県書道教育研究会のHPを見てみたら、今回の毛筆の応募数30,446点で賞がつく作品数は27,303点。ということは出した子の90%が賞をもらえるってこと?
夏樹は金賞ですから上位20%に何とか入っている。
硬筆の応募数38,000点で入賞は37,588点!
もう銅賞なんて参加賞みたいなもの。
夏樹の銀賞は真ん中よりはるか下。
普通なら佳作です。
金賞入賞でようやく偏差値50というところですね。

昔と違って緩くなっているんですね。
昔の「金賞」がきっと「特別賞」あたりの感覚なのかなぁ?
子ども達にやる気を出させる配慮かもしれないけど、「金賞」で満足してしまうのもまずそうです。
夏樹の言うとおり、「金賞」の上を狙って、学校で表彰されなければいけないのでしょう。

ところで、新潟県の書道というと、この新潟県書道教育研究会と新潟大学書道教育学会が双璧ですが、今回「金賞」を受賞したのと同じ課題を提出して、こちらは「秀作」しかもらえませんでした。
夏樹の通う小学校ではこちらを重視しているようですが、何だか判る気がする。
書道の腕前を測るのなら新潟大学書道教育学会のほうが良さそうです。

ともあれ、今回の「金賞」をうまくバネにして、書道を一層極めるように上手く仕向けたいと思います。

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