振り上げたこぶしは自分で降ろして

いい歳して兄弟げんか(?)なんですけど。
現在実家に3歳年下の弟が出戻って来ています。
出戻っているというのはつまり結婚の際婿養子として入ったわけです。
まあ、私の性格上、婿に入るというのはちょっと考えられないのですが、婿に入るというパターンは良くある話。
婿に入るにはやはり婿タイプというのがあるようで、そういうタイプから外れているといろいろとトラブルが多いよう。
実際、私の友人達にも婿に入ったものが居りますが、大抵は結局家を出ていますね。
私は長男ですが、自分の家ですら実家で生活しようとは思えない。
家に家長が別に居たら、自分は従属するしかありません。
それは実の親子でも同じですから、他人の家に入って従属するというのは本当に大変なのでしょう。
核家族容認派という訳ではないのですが、大家族って猿山のボス猿のように一人が頂点に君臨しないとまとまらないと思います。
婿を迎えた父親もいい加減したら婿に自分の座を譲らなければいけないし、婿もその自覚を持たないといけない。
それがうまくいかず、自己主張だけだとストレスが溜まるでしょう。
私も実家へ戻れば、父は逝ったけど母親は今でも母親として私を見ていますから、私は家長ではなく長男でしかない。
それがイヤで家を飛び出し、自分の家を持った訳です。
さて弟ですが、そんな訳でストレスが溜まると爆発を繰り返していたようですが、嫁ぎ先の義父の忍耐をいよいよ超えたらしい。
 
ところで先週の土曜日のこと。
母親を連れて伊香保温泉に行き、夕食を作るのも面倒なので寿司を買って実家に帰りました。
旅行中撮りためた画像を食事しながら見ようということでセッティングをしていたら、弟が夏樹にこれから面白い特撮ものが始まるぞと言います。
「せっかくこれから写真を見るのに余計なことを言うなよ」と私。
そんなに深い意味ではありません。
4歳の夏樹にそんなことを言えば見たいというのは当然のこと。
それを私が抑圧しなければならなくなります。
だったら始めから余計な情報は与えない方が無駄に怒らなくてもよいし、夏樹にもストレスにはならないと思うのです。
ところがテンパッテいる弟はいろいろ昔から私に抱いていた不満などを絡めて、
「俺に何も言うなというのか!」
と激情し、ドアを大きな音をたてて閉め、ドタドタドタと2階に上がっていってしまいました。
自分のせいなのかと怯える夏樹。
せっかくの旅行の余韻も吹き飛び、嫌な雰囲気に。
不安定な弟の気持ちも判らないでもありませんが、そんなことをしたら回りの空気がどうなるかの配慮もできない。
その瞬間、彼が向うの家でどんな態度をしていたのか、どういう風に飛び出てきたのかが何となく理解できました。
45歳を過ぎた男を今更どうしようということもなく、周りにはどうも解決出来そうにありません。
 
毎週吉ヶ平で水を汲んで、私が学校でいけないときも妻は夏樹と一緒に実家に持っていっていましたが、こんなことがあれば当然、私が居ないのに実家を訪れる気にはならない。
毎週、母親と一回は食べていた食事も、あんな状況ではしばらくは足も遠のきます。
弟自身が今回振り上げたこぶしを降ろさない限り、状況が変わることは無いでしょう。
 
それは彼の家も同じこと。
弟自身が何らかのアクションを取らないと家には戻れませんね。
全てはどうも弟がこぶしを振り上げているようです。
ならばそれを降ろすのも彼の仕事だと思います。
どうやって降ろすのかなぁ。
 
反面教師、改めて自分の行動も見直しましたよ。
こぶしを振り上げたからにはちゃんと納得して降ろして欲しいと思います。
何となく、なし崩し的に降ろしちゃうと、結局またそれを繰り返すことになるし、まあ、そんなことに付き合うのも周りが面倒くさくなります。
ちなみにこう言う事って個人事業にも言えますよね。
2代目になるときって、だいたい同じトラブルを抱えます。
一度は初代に反逆しますが、自分が初代だという気概できちんと振り上げたこぶしを降ろせれば世代交代はうまくいきますが、適当に降ろすといつまでも初代の力が強すぎて駄目。
こぶしを振り上げるのは簡単だけど、降ろすのは大変です。
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