2級建築士設計製図で覚えることはごく僅か

日曜日に今年の2級建築士学科試験が行われました。
今年も多くの人が受験されたものと思います。
まずはお疲れ様でした。
さて第1の難関を突破すると次は設計製図試験です。
今年の設計製図の課題は「趣味(自転車)室のある専用住宅(木造2階建)」。
木造2階建てということですから、断面詳細図である矩計(かなばかり)図や構造図面である伏図が要求されるでしょう。
木造の場合はメーター表記なのに今だ尺貫法の寸法が取り入れられていて、普段慣れていない人には苦痛の種です。
また特殊な用語にも四苦八苦することでしょう。
プランニングよりもこうした作図に悩まされている人が多いというのが2級建築士の試験です。

でもね、実はそんなに何でもかんでも憶えなくても良いのです。
判らない人ほど、学校でもらったテキストの寸法を全て憶えようとします。
それは自信が無くてその寸法の根拠が判らないから。
丸暗記の苦痛は理解することでかなり軽減できます。
この試験は役所に確認申請を提出する力量を試す試験です。
ですから、そこんところをクリアできていれば、あとは自由です。
余程非現実的な寸法を描かない限り、そこで減点されることはありません。
受験者はみな設計者です。
寸法の多くは設計者が指定できるものであり、決まった寸法を使わなければならないという事ではありません。

これは試験ですから、答案用紙に図面が収まることが要求されます。
ですから、むしろ、収まる為に何処を基点としなければならないかを答案用紙のマス目で探し出すことが重要。
あとは数箇所の基本寸法を押さえるだけで矩計図はクリアできます。

部材の名前が覚えられない?
図面に記載しなければならない部材の名称は問題文の特記事項に書いてあるよ。

ノウハウを押さえると作図は簡単です。
そうすれば作図時間は大幅短縮。
作図時間に自信が持てたら、あとはたっぷりプランニングに当てることが出来るのです。

ノウハウ習得の一番近道は完全個人指導の建築士フォーラムを受講することかも。

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