持続可能調和社会への仕掛けとして環境建築を考えつくる

先週の土曜日、新潟市万代市民会館6階ホールにて、JIAの建築セミナーが開催されました。
多くの人に参加頂きましてありがとうございます。
今回は私が幹事ということで、どうなることかと思いましたが、大変内容のあるセミナーになって良かったと思います。
 
今回ご講演いただきましたのは2008年度JIA新人賞を受賞された井口浩さん。
井口さんは1960年3月12日生まれということで私が1961年3月13日なのでちょうど1年先輩ということになります。
講演のテーマは「持続可能調和社会への仕掛けとして環境建築を考えつくる」
単なる環境共生型建築というところにとどまらず、それを仕掛けとしてコミュニティをつくることで持続可能な社会をつくろうというところが興味深い内容でした。
井口さんはかなりの実践派でこれから出来る住宅郡に自ら移住し、自給自足生活を始めるとの事。
講演も盛りだくさんの内容で、様々なヒントをもらえましたが、面白いのはやはりその後に行われる懇親会。
私は幹事という役得から井口さんの隣を陣取り、様々な話をさせて頂きました。
ジェネレーションが同じということもありますが、かなり共感する話をさせていただくことが出来ました。
都市部にこそ自給自足という考え方や自分の労働対価を100%現金化することの危うさなど、このブログでもお話してきた事はまさに井口さんの進める活動と重なり、私自身が考えていることがそんなにおかしな方向ではないと改めて確認できたことはとても良かった。
セルフビルドは私もテーマの一つとしていますが、やはり井口さんも考えている。
私達建築家はそもそもコンサルティングが仕事ですから、クライアントが自ら建築をしたいという気持ちがあるのならそれをお手伝いするのもまた私達の仕事です。
そこが仕事をしなければお金にならない設計無料と嘯くビルダーとの棲み分けになるのかなぁ。
 
ちょっと最近落ち込み気味だった私ですが、元気を頂けた建築セミナーでした。
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