読書の秋

今日から11月、いよいよ平地でも晩秋の雰囲気が出てきて、我家の夏蔦も先日まで真っ赤に紅葉していたのが、気がつくとみんな落っこちていました。
秋といえば読書。
最近ハマッているのがiPhoneでの読書です。
アプリで青空文庫を読み漁っています。
今は夏目漱石を35年ぶりに読んでいるところ。
青空文庫は版権の切れた作品などをボランティアでテキスト化し、それをPCや携帯で読めるようにしたもので、iPhoneで読むと本当に頁をめくる感じで読めます。
活字はやっぱり独特で、最近めっきり本を買わなくなりましたが、活字を目で追うというのは人間必要だなと思います。
私が一番本を読んだのは小学生から高校にかけての文芸、社会に出てから20代の建築関係ですか。
今の私の知識の多くはその時の遺産でしかありません。
読むべきときに本を読むという体験が無いと知識の幅は妙に小さくなってしまうような気がします。
 
昨日は三条市立図書館で「図書館古本リサイクル大会」が行われました。
毎年1回行われるのですが、図書館で廃棄処分になる本を欲しい人に提供するというもの。
結構ファンが居て、毎年9時に整理券を配るのですが、8時前には人が並び始めます。
妻と夏樹も下田の妻の実家からまっすぐ図書館に来て8時過ぎには並び始めました。
私は昨晩汲んだ吉ヶ平の湧き水を実家や親戚、お茶の師匠の家に届けたり、メールチェックをしたかったので、そのまま図書館を離れます。
11時ごろ、終わったから迎えに来てという妻からの電話に迎えに行くと、最初のチケットは一人5冊までという制限付でしたが11時からはフリーで冊数制限も無くなったとの事。
そこで私も入ってみると建築関係の本が結構出ているんですよね。
でも誰も持っていっていない。
建築なんて5年やそこらで大きく変わるものではありませんから、十分読めるし、必要なかったら古紙に出してリサイクルすればよい。
係りの人にどれだけ持っていっても良いの?と聞くとどうぞというものですから、段ボール箱2箱も持ってきちゃった。
全然建築の人間は図書館を利用していないのでしょうか?お宝の山ですね。
妻は園芸関係。
こちらも温暖化で多少の違いはあれ、毎年変わるものではないのでね。
ところで夏樹は小学校に上がっていないということでせっかく並んでもチケットがもらえませんでした。
夏樹も子供の本が欲しかったみたいだけど、最初は5冊という冊数制限があったため、夏樹の欲しい本は他の人にとられてしまい、11時過ぎの制限解除時には何も残っていません。
幼児だって欲しい本はあるのだから、並んだのならチケット配布して欲しいと思いますね。
 
夏樹といえば、毎月何冊かの絵本を買ってやっています。
本屋で買うのではなく、子供に読ませたい絵本を定期的に送って貰っている。
夏樹も本屋に行くとキャラクター物ばかりに目が行っちゃって駄目です。
毎月送られてくる絵本は世界中からチョイスされた物が多く、かなり質の良いもの。
それを寝る前に読み聞かせています。
図書館のリサイクルが終わった後、妻が燕に行こうというので何?と聞くと 「せかいのえほん展」をやっていると言いました。
絵本展といっても憧憬社というところが世界の絵本の展示販売をやっていたのですが、置いてある本がまた良質!
毎月我家に送られてくる絵本はすべて日本語版ですが、ここでは原書そのもの扱っています。
絵本については私も実は多少の心得があり、環境絵本とかを集めていたときもありました。
有名なところでは「The Little House(小さな家)」とかね。
その時の日本語訳ではない原書の魅力に引き込まれたことを思い出させてくれましたね。
やっぱり日本のは完成度が高すぎて手作り感が無い。
原書ってそのテクスチャーの果てまで作家の気持ちが篭っているという感じがします。
実際、夏樹が2歳の時、南仏からの帰りのドゴール空港内の本屋で「モミの木」というオルゴール付の絵本を買い与えましたが、未だにそれを読んで(見て?)います。
夏樹ばかりではなく私や妻も欲しいと感じるその絵本たちですが、購入は1冊づづでは駄目で、50冊大人買いしないといけないらしい。
しかもいろいろ経費が掛かっているのでしょう、30万円。
まあ、現在送って貰っている絵本だって毎月5千円近くは払っていますから、総額は同じようなものですが、どうも大人買いには抵抗があります。
出来たら毎月何冊かづつ売ってくれると良いのですが...
私の試算では1冊平均3千円で15万円位なら即決でしたけどね。
1冊平均6千円ということになると、海外に出た際に直接買ってきたほうが良いかなと思っちゃう。
妻はまだ欲しいようですがね。
たしかに読ませたくなる絵本達でした。
 
そんな私達の気持ちも知らないでか、夏樹の気持ちはすでに次へ向かっていました。
新潟産業振興センターで開催中の「ガス展」。
そのアトラクションでヤッターマンショーが14時から行われるのです。
夏樹にとってはやっぱりこっちの方が刺激が大きいのかもしれませんね。
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